Exhibitions展覧会
京都市立芸術大学芸術資料館収蔵品活用展「still moving library」
2023年移転予定の京都市立芸術大学新キャンパスの建物のうち、ギャラリー@KCUAの入る棟では、図書館がその中心となっています。これに準え、、書籍をめぐるさまざまな「再編集」のかたちから、図書館という場所の活用について考えるための期間限定のライブラリーを開設します。ぜひご高覧ください。
書籍・情報・人の集まる場所、図書館。2023年に京都市立芸術大学が移転を予定している新キャンパスの建物のうち、京都市立芸術大学ギャラリー@KCUAの入る棟では、図書館がその中心となっています。大きく開かれた吹き抜けのある図書館の周りには、さまざまな専攻や機関が配置されており、多様な出会いと連携が生まれることが期待されています。
図書館とは、いくつもの資料やアーカイブが集積され、それらをめぐって人々が集う場所です。本を読みに来る人、静かな場所を求めてやって来る人、イベントや講座に参加するために来る人、そして図書館で働く人々も、この場に集まった情報を選び取り、それぞれの形で活用します。これらは全て、図書館が有する有形・無形を問わないアーカイブを「再編集」する作業だと言えましょう。
「still moving library」は、書籍をめぐるさまざまな「再編集」のかたちから、図書館という場所の活用について考えるための期間限定のライブラリーです。 展示では、"さまざまな「再編集」のかたちをみる・読む・参加する"と題し、5つの切り口で再編集を提示するほか、会期中は様々なイベントを開催します。
さまざまな「再編集」のかたちをみる・読む・参加する
■ パターン1:本棚する
参加者は、「still moving library」の書籍から好きなものを選んで、自分だけの本棚を作ることができます。また、過去にどんな「本棚する」が行われたのか、そのアーカイブを見ることもできます。
■ パターン2:本づくり
「still moving library」で集めた情報を、自分だけの本にすることができます。
■ パターン3:ギャラリーのアーカイブで遊ぶ
「still moving library」の中で、@KCUAのアーカイブを整理します。2018年度のアーカイブを書籍化するプロセスを公開し、随時デザイナーが滞在して作業を行います。
■ パターン4:富本健吉「わが陶器造り」
芸術資源研究センターの研究成果書籍である、富本憲吉『わが陶器造り』(2019年3月出版)で参照されたものなど、この本の周囲にあるものを芸術資料館収蔵品などから選んで「再編集」します。
出品作品:尾形乾山「色絵槍梅文水指」、野々村仁清「瀬戸釉筒水指」、富本憲吉「赤絵金銀彩羊歯文様壺(未完)」
■ パターン5:美術における映像アーカイブ
美術をめぐるアーカイブを「再編集」した映像作品を上映します。
・展覧会を記録・再編集する:田村友一郎「叫び声/ Hell Scream」
・イベントを記録・再編集する:西尾美也「感覚の洗濯」
・作品を記録・再編集する:久門剛史作品映像アーカイブ
※イベント内容の詳細は、公式ページをご確認ください。
展覧会概要
期間 | 2019/09/28(土) 〜 2019/11/03(日) |
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会場・開催場所 |
京都市立芸術大学 ギャラリー@KCUA(アクア)
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時間 | 11:00~19:00 ※10月5日(土)は「ニュイ・ブランシュKYOTO2019」のため22:00まで開館 |
休館日 | 月曜日(祝・休日の場合は開館、翌火曜日休館) |
料金 | 無料 |
お問い合わせ | TEL:075-253-1509075-253-1509 |
gallery@kcua.ac.jp | |
ホームページ | http://gallery.kcua.ac.jp/exhibitions/20190928_id=18498#ja |
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