Exhibitions展覧会

日本の書―和歌と詩のかたち

2019/05/25(土) 〜 2019/06/30(日)

泉屋博古館 

住友コレクションの日本書籍から、詩歌の作品に注目。かな古筆の白眉とされる《寸松庵色紙》をはじめ、和歌懐紙や画賛など平安から鎌倉時代に高揚し、長く書き継がれた和歌の造形を紹介します。また、中国からの新風に触発された漢詩文の条幅など、近世に生まれた詩歌表現の形にも注目します。ぜひご高覧ください。

心に去来する想いを言葉にしたものが詩であるならば、文字として書かれた詩は、消えゆく思いを留めより広く伝える役目を果たしてきたといえるでしょう。やがて詩は、したためられた姿そのものが観る者の目を楽しませ、心揺さぶることともなりました。

日本の詩を代表する和歌は、平安時代に王朝貴族たちの繊細な美意識によって完成された「かな」によって、他に類を見ない造形美を結ぶこととなりました。流麗な線、きわどい字形、緩急自在な字流れに絶妙な配置、さらには装飾された料紙―それらが響き合い、三十一文字の限られた世界を変化に富むものへと昇華させたのです。

泉屋博古館が所蔵する住友コレクションの日本書跡にも、詩歌の作品が多く含まれています。
今回の展覧会では、かな古筆の白眉とされる《寸松庵色紙》をはじめ、料紙装飾も美しい歌切、歌会の和歌懐紙、さらには画賛など、平安から鎌倉時代に高揚し、長く書き継がれた和歌の造形を紹介します。また、中国からの新風に触発された漢詩文の条幅など、近世に生まれた詩歌表現の形にも注目します。
 

【同時開催】青銅器館「中国青銅器の時代」特集展示 青銅器にあらわされた文字

現在の漢字のルーツとなった金文の世界をご紹介。商・周時代の青銅器の表面に鋳込まれた文字である金文を、復元鋳造品や鋳造レプリカとともに展示し、その製作技術をわかりやすくご紹介します。

展覧会概要

期間 2019/05/25(土) 〜 2019/06/30(日)
会場・開催場所 泉屋博古館
時間 10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日 月曜日
料金 一般:800円
高大生:600円
中学生:350円

注意事項等 ※上記料金で企画展・青銅器館両方をご覧いただけます ※20名以上の団体は2割引き ※障がい者手帳をご提示の方は無料
お問い合わせ TEL:075-771-6411075-771-6411
ホームページ http://www.sen-oku.or.jp/kyoto/

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