Exhibitions展覧会

志村ふくみ「秋霞」1958年(参考作品)撮影:上杉遥
志村ふくみ「秋霞」1958年(参考作品)撮影:上杉遥

志村ふくみ 生誕100年展

草木の色を絹糸に染め、紬織(つむぎおり)による表現の道を極めた染織家で、重要無形文化財保持者・人間国宝の志村ふくみ。2024年9月に100歳を迎えることを記念し、京都蔦屋書店にて記念展覧会を開催します。

志村ふくみはこれまで、着物はもちろん、反物を仕立てる際に残った「小裂(こぎれ)」を用いた作品などを手掛け、自然の織り成す色の美しさを表現してきました。また、染織家としての活動と並行して、文筆家としても精力的に活動を続けており、これまで数々の作品を執筆しています。

本展では、生涯、芸術を追い求めてきた志村ふくみの活動を辿るパネル展示のほか、植物で染めて織った「裂(きれ)の額」などの作品、オリジナルの織機「hartari」、織にまつわる道具を展示します。

また、志村ふくみの孫の志村昌司を中心とした次世代の作り手による染織ブランド「アトリエシムラ」のストールや、小裂を使った御朱印長、レターセットなどの商品、志村ふくみの著書も合わせて展開します。志村ふくみが紡ぐ色と言葉の世界をお楽しみください。

※初日7/27(土)には展覧会の関連イベントとして、志村ふくみさんの孫・志村昌司さんによるトークイベントを開催します。

志村ふくみ

1924年、滋賀県近江八幡生まれ。染織作家、随筆家。草木の色を蚕からとった糸に染め、紬織による表現の道を一途に極めた染織家。染織と文筆の二つの仕事を通して、生涯、芸術と魂の真理を追い求めてきた。1956年頃から母の指導で植物染料と紬糸による織物をはじめる。1990年紬織で重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定される。1993年、文化功労者となる。2014年、京都賞受賞。2015年文化勲章受章。著書に「一色一生」「続 織と文 篝火」「ちょう、はたり」など多数。

展覧会概要

期間 2024/07/27(土) 〜 2024/08/16(金)
会場・開催場所 京都 蔦屋書店
6階 アートスクエア
時間 10:00~20:00(最終日は17:00まで)
休館日 会期中無休
料金 無料
注意事項等 状況により、やむを得ず予定が変更となる場合がございます。最新情報はギャラリーのホームページをご覧ください。
お問い合わせ TEL:075-606-4525075-606-4525
E-Mail kyoto.info@ttclifestyle.co.jp
ホームページ https://store.tsite.jp/kyoto/event/t-site/41398-1246530705.html

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