Exhibitions展覧会

神尾勇治コレクション 仙厓と鍋島 ―美と向き合う、美を愉しむ―

2014/10/04(土) 〜 2014/12/14(日)

細見美術館 

40年以上古美術品の収集を行っているコレクター、神尾勇治氏のコレクションから、画僧・仙崖の書画と磁器・鍋島の名品をご紹介する展覧会。ユーモラスで洒脱な画風の仙厓と、高級磁器として珍重された鍋島焼。江戸後期の九州で育まれた名品たちを、じっくりとお楽しみください。

【作品画像】(1)仙厓「布袋画賛」 (2)仙厓「円相画賛」 (3)鍋島 色絵五方唐花文梅皿 (4)鍋島 色絵櫻花籠文皿

江戸後期に活躍した臨済宗古月派の僧・仙厓義梵(1750-1837)は、博多・聖福寺の住職を20年勤め、その間に洒脱で飄逸な禅画を多く遺しています。伸びをしているような愛らしい布袋図など、職業絵師とは違ったユーモアあふれる温かい画風は、現代でも多くの人々に愛され続けています。
一方の鍋島焼は、17世紀から19世紀にかけて、現在の佐賀県伊万里市の大川内山にあった、鍋島藩の藩窯で焼かれた磁器です。藩の厳しい統制の下に品質確保と製作技術の漏洩防止が徹底され、主に藩主の所用品や将軍への献上品、大名・公家への贈答品が製造されていました。妥協を許さず、精巧な技術と優美な意匠、独自に洗練された美意識は、高級磁器としての地位を確立しました。
明治時代に入り廃藩置県によって藩窯が閉鎖されたことで鍋島焼の製造は終わりを告げますが、その伝統と技法は現在にも受け継がれています。

今回の展覧会では、奇しくもともに九州の土地で育まれた仙厓の絵画と鍋島焼きを、40年間収集を続けてきたコレクター・神尾勇治氏のコレクションのなかから展示します。コレクターの目を鍛え続けてきた、美の緊張感と面白さを感じながら、個性豊かな作品の数々をお楽しみください。

展覧会概要

期間 2014/10/04(土) 〜 2014/12/14(日)
会場・開催場所 細見美術館
時間 10:00~18:00(入館は17:30まで)
休館日 月曜日(祝日の場合は開館、翌火曜日休館)
料金 一般:1,100円(1,000円)
学生:800円(700円)
注意事項等 ※()内は20名以上の団体料金
お問い合わせ TEL:075-752-5555075-752-5555
FAX:075-752-5955
ホームページ http://emuseum.or.jp

関連アートイベント

該当するアートイベントはございません。

関連記事

該当する記事はございません。