Exhibitions展覧会
琳派400年記念特別企画展 京都画壇にみる琳派のエッセンス -ユーモアとウィット-
神坂雪佳や堂本印象をはじめ、近現代の京都画壇では琳派に関するモチーフや表現を取り入れた作家による作品がしばしば見られます。今回の展覧会ではそんな京都画壇における琳派エッセンスを感じられる作品を紹介。洗練された琳派の造形感覚を「ユーモア」「ウィット」の側面から見つめなおします。
2015年の琳派400年記念にあたり、堂本印象美術館では神坂雪佳や堂本印象を中心に、近現代の京都画壇における琳派の要素に注目した展覧会を開催します。
桃山から江戸初期にかけての京都で、本阿弥光悦や俵屋宗達、そして尾形光琳によって大成された琳派は、鋭い自然感覚に基づきながらも形態を大胆に簡略化した大らかで優美な装飾美術として、絵画をはじめ染織、陶芸、漆芸など人々の生活空間に息づいてきました。明治以降も、京都では多くの画家や工芸家が琳派を強く意識した作品を生み出しており、琳派は近現代の美術にも大きな影響を与えているといえるでしょう。
なかでも、神坂雪佳は絵画のほかにも図案集『百々世草』など琳派の装飾性に注目した作品を数多く手がけ、図案(デザイン)の世界を確立しました。また、堂本印象も図案から本画へ転進し、晩年には単純な構成による琳派的な絵画を制作した作家のうちの一人です。雪佳や印象をはじめとして、近現代の京都画壇では琳派に関するモチーフや表現などをとりいれた作家による作品がしばしば見られます。
今回の展覧会では、雪佳や印象を中心とする近代から現代の京都画壇において、洗練された雅な琳派の造形感覚を「ユーモア」と「ウィット」という側面から見つめ直します。京都画壇に流れる琳派意識を再認識していただければ幸いです。
展覧会概要
期間 | 2015/10/07(水) 〜 2015/11/29(日) |
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会場・開催場所 |
京都府立堂本印象美術館
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時間 | 9:30~17:00(金曜日は~19:30/入館は閉館30分前まで) |
休館日 | 月曜日 ※ただし、10月12日、11月23日は開館/10月13日・11月24日は休館) |
料金 | 一般:500円(400円) 高校・大学生:400円(320円) 小・中学生:200円(160円) |
注意事項等 | ※()内は20名以上の団体料金 ※65歳以上の方(要証明)、障害者手帳を御持ちの方(介護者1名を含む)は無料 【関西文化の日】 11月14日(土)・15日(日)は「関西文化の日」により無料で入館いただけます。 |
お問い合わせ | TEL:075-463-0007075-463-0007 |
ホームページ | http://insho-domoto.com |
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