Exhibitions展覧会
「光の器」樂雅臣 彫刻展
桃山時代、千利休に重用され樂焼を創設した樂家初代・長次郎から450年。その長い歴史を紡いできた樂家に生まれ、「石の中に表現を、表現と共に自然を」を信念とし、石を主な素材に彫刻作品を制作している樂雅臣の個展です。
樂家15代吉左衞門(直入)の次男として生まれた樂雅臣。自然を支配することなく、石の造形を活かした作品を制作する彼は、20代で『輪廻』、30代で『Stone box』と名付けたシリーズを発表。作品の形を変えながらも、「自然における生命の循環と摂理」という一貫したテーマを据えてきました。40代を迎えた2022年からは、石を器状に彫り出し焼成した『石器』シリーズに力を注いでいます。
本展では、「幽玄 光の世界」「輪廻 転ずる形」そして「現世(うつよ)物質世界」という構成で、約30点の作品を紹介。光を透過するアラバスターを素材とした新作《石器 光の器》や、神武岩(溶結凝灰岩)を焼成した《石器 転ずる形》、色や表情の異なる大理石からなる『輪廻』の小品《Element Series》などを展示します。
樂雅臣の作品がZENBIの空間に溶け込む姿を、ぜひご高覧ください。
※会期中には、樂雅臣と鍵善良房のコラボレーションによる特製和菓子を隣接のショップにて販売します。展覧会と併せてお楽しみください。
樂雅臣
1983年京都生まれ。東京造形大学院美術研究領域造形研究科修了、2018年京都市芸術新人賞受賞。主な個展に美術館「えき」KYOTO、石川県立美術館での「彫刻家 樂雅臣展」(2017)、賀茂別雷神社での「樂雅臣個展」(2015)・「石器 石から器を」(2023)など。ヴェネチア・ビエンナーレにあわせ開催される Palazzo Fortunyでの特別展「PROPORTIO」(2015)・「INTUITION」(2017)にノミネートされ出品するなど、海外でも広く活躍する。
同時期開催
石をやく 土をやく 樂雅臣 樂直入 (美術館「えき」KYOTO/2024/1/2~1/29)
展覧会概要
期間 | 2024/01/06(土) 〜 2024/04/07(日) |
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会場・開催場所 |
ZENBI -鍵善良房- KAGIZEN ART MUSEUM
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時間 | 10:00~18:00(入館は17:30まで) |
休館日 | 月曜日(祝休日の場合は開館、翌平日休館) |
料金 | 一般:1,000円 大学・高校・中学生:700円 小学生以下無料 |
注意事項等 | 状況により、やむを得ず予定が変更となる場合がございます。最新情報はZENBIのホームページをご確認ください。 |
お問い合わせ | TEL:075-561-2875075-561-2875 |
ホームページ | https://zenbi.kagizen.com/ |
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