Exhibitions展覧会

小野佐世男展 ~モダンガール・南方美人・自転車娘~

2013/10/31(木) 〜 2014/02/11(火)

京都国際マンガミュージアム 

1930年代~50年代にかけ、諷刺漫画や新聞小説の挿絵などさまざまなメディアで活躍した小野佐世男。その画業を、100点以上の原画や関連資料で紹介する展覧会です。48年という短い生涯を駆け抜けた天才漫画家の軌跡を、この機会にご覧ください。

【作品画像】
(1)小野佐世男「フアツシヨン・シヨウ」『東京パック』1936年2月号[資料]
(2)小野佐世男「艶姿京初春」『読物クラブ』1947年1月号[資料]
(3)小野佐世男「人野好郎 青春案内」1934年、インク・水彩・紙、小野耕世・蔵[原画]


1930年代から50年代にかけて諷刺漫画雑誌や新聞小説の挿絵などで 筆を振るった、画家・漫画家の小野佐世男。
彼は映画やラジオにも出演するなど、様々なメディアで大活躍しました。

展覧会では、時代の寵児として昭和を駆け抜けたこの天才作家を、ペン画や油絵、掛け軸などの原画50点以上および当時の掲載誌、ポスターなどの関連資料100点以上で紹介します。

佐世男は、1954年、来日したマリリン・モンローに会いに行く直前に急逝するまで、数多くの女性を描いてきました。銀座を闊歩するモダンガールから従軍先のインドネシアの女性たちまで、それぞれの時代や場所で、佐世男が等しいまなざしを注いだ「美女」たちの、たくましく楽しげな姿をお楽しみください。
 

小野佐世男

1905年、神奈川県横浜市出身。
東京美術学校(現・東京芸術大学)西洋画科に在学中から、今にいたるまでその水準の高さが評価されている諷刺グラフ誌『東京パック』に、女性風俗を中心とした諷刺画を次々と発表、「漫画界に麒麟児現わる」と言われる。
新聞小説の挿絵や、女性雑誌のファッション画、映画のポスターや本の装丁をてがけるほか、ラジオ番組やステージショーなどにも出演、活躍の場を広げる。
第二次大戦中は、プロパガンダ要員として徴用され、インドネシアに渡る。そこでの光と色彩に魅了され、ジャワやバリの人々の生活を克明にスケッチし続けた。
戦後、帰国すると以前にも増してメディアのひっぱりだこになる。また、油絵の大作も描くようになった。
しかし1954年、インタビューし、その姿を描きに行くことになっていたマリリン・モンローが来日したその日、48歳の若さで急逝した。

展覧会概要

期間 2013/10/31(木) 〜 2014/02/11(火)
会場・開催場所 京都国際マンガミュージアム
時間 10:00~18:00(入館は17:30まで)
休館日 水曜日
年末年始:12月29日(日)~1月3日(金)
料金 無料(ただし、マンガミュージアムへの入場料は別途必要です)
※11月1日(金)は入場無料
お問い合わせ TEL:075-254-7414075-254-7414
FAX:075-254-7424
ホームページ http://www.kyotomm.jp/

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