Exhibitions展覧会
明治から戦前期の教育資料-奈良女子高等師範学校と京都高等工芸学校
明治から戦前にかけての高等教育の在り方の違いや共通点を、奈良女子大学と京都工芸繊維大学の前身・京都高等工芸学校の資料の比較で考える展覧会です。
京都工芸繊維大学美術工芸資料館では、大学の前身校のひとつである京都高等工芸学校が1902(明治35)年に開校して以来、使命として掲げていた京都の美術工芸の近代化への貢献を検証するために、これまで多くの展覧会を開催してきました。
2014年度から2019年度にかけては、京都市立芸術大学芸術資料館のご協力を得て、京都高等工芸学校と京都市立美術工芸学校(京都市立芸術大学の前身校)の図案教育を比較する展覧会を開催し、両校がたがいに刺激しあいながら、京都の伝統産業界に新しい図案を提供していたことを示しました。
今年度は、奈良女子大学の全面的なご協力を得て、女子教員の養成学校であった奈良女子高等師範学校(奈良女子大学の前身校)初期の教育資料と、京都高等工芸学校の教育資料とを組み合わせることにより、明治・大正期の高等教育機関における教育のあり方とそこで用いられた資料の実態を明らかにしたいと思います。
両校は、教員養成と工芸指導者養成という方向性こそ異なりますが、同時期に奈良と京都で高等教育を推進していたという点で、その資料には意外な共通点がみられます。本展では、「正倉院」「有職故実」「ガラススライド」「染織」の四つのジャンルをとりあげました。両校の教育資料の共通点と相違点を、展示を通して実感していただければ幸いです。
同時開催
建築家・瀧光夫の仕事-緑と建築の対話を求めて(9/28-12/12)
展覧会概要
期間 | 2020/10/26(月) 〜 2020/11/21(土) |
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会場・開催場所 |
京都工芸繊維大学美術工芸資料館
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時間 | 10:00~17:00(入館は16:30まで) |
休館日 | 日曜・祝日 |
料金 | 一般:200円 大学生:150円 高校生以下:無料 ※京都・大学ミュージアム連携所属大学の学生は学生証の提示により無料 ※身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳、戦傷病者手帳または被爆者健康手帳をお持ちの方及び付添の方1名は無料(入館の際は、手帳の提示をお願いします) |
注意事項等 | ※新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、来館時にはマスクのご持参・着用をお願いいたします(未着用の方は入館をお断りいたします) |
お問い合わせ | TEL:075-724-7924075-724-7924 |
shiryokan@jim.kit.ac.jp | |
ホームページ | http://www.museum.kit.ac.jp/ |
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