Exhibitions展覧会
デビュー50周年記念 村上もとか展 「JIN-仁-」、「龍-RON-」、僕は時代と人を描いてきた。
スピード感溢れる大胆な描写や、登場人物たちの心情を映し出す繊細な感情表現、先の読めない巧みなストーリー展開など読者に深い感銘を与え続けてきたマンガ家・村上もとか。2022年にデビュー50周年の節目を迎えたことを記念し、その画業を振り返る展覧会を開催します。
村上はこれまでに、幕末医療ロマン作品の「JIN―仁―」「侠医冬馬」や、日中近代史を壮大なスケールで描いた作品「龍―RON―」をはじめ、F1(「赤いペガサス」)、剣道(「六三四の剣」)、クライミング(「岳人列伝」)、少女マンガ史(「フイチン再見!」)等、様々なジャンルに挑み続けてきました。
本展では、原画を鑑賞しなければわからない村上もとかの繊細かつ大胆なペンのタッチや、カラー作品の豪華で繊細な色使いを、総計約330点の原画を通してお楽しみいただけます。本人セレクトによる名場面集、制作の裏側に迫った作品解説コーナーも登場します。
また、京都会場のオリジナル企画として、「JIN―仁―」と「龍―RON―」に登場する京都での出来事を描いた原画26点を選び展示するコーナー「京都セレクション」、実際の村上作品を例にマンガ原画の見方を解説する「ゲンガノミカタ」、そして綿密な色調整を重ねた精巧な複製原画「原画’(ダッシュ)作品」の展示も行います。
その他にも、会期中には村上もとか自身が参加する関連イベントを開催予定。また、併設の前田珈琲マンガミュージアム店ではコラボメニューの販売を予定しています。
圧倒的な画力を持つだけでなく、「時代と人」を描くことに心を燃やし続けた村上もとか50年の軌跡をぜひ、その目でお確かめください。
※2022年に弥生美術館(東京)で開催された展覧会に京都会場オリジナルの内容を追加した巡回展となります。
※本展は、「京都国際マンガ・アニメフェア2023(通称:京まふ)」の連動企画です。
村上もとか
1951年、東京都世田谷区生まれ。高校卒業後、望月あきら(「サインはV!」)のアシスタントをつとめたのち、手塚治虫主宰の伝説的マンガ雑誌『COM』に作品を投稿(佳作入選)。1972年、21歳のときに『週刊少年ジャンプ』(集英社)掲載の「燃えて走れ!」でデビュー。デビューから数年間は“タイヤもの”を描いて高い画力を評価されたが、その後はクライミング、剣道、ボクシング、日中近代史、医療、少女マンガ史など、さまざまなジャンルの作品を描いて、実力派マンガ家として活躍。2011年、「JIN―仁―」で第15回手塚治虫文化賞マンガ大賞など、受賞多数。マンガ家仲間と株式会社ぽけまんを結成、代表をつとめる。チャリティーオークションを開催するなど、マンガを通じての社会貢献にも力を注ぐ。
代表作:代表作:「六三四の剣」(小学館)、「龍―RON―」(小学館)「JIN―仁―」(集英社)「侠医冬馬」(集英社)
展覧会概要
期間 | 2023/06/17(土) 〜 2023/10/03(火) |
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会場・開催場所 |
京都国際マンガミュージアム
2階ギャラリー1、2、3 |
時間 | 10:30~17:30 ※9/16、9/17は「京都国際マンガ・アニメフェア2023」開催につき、19:30まで開館延長となります。 ※入館は各日閉館30分前まで |
休館日 | 水曜日 ※ただし、7/20~8/29の期間中は無休 |
料金 | 無料(京都国際マンガミュージアムへの入場料は別途必要です) |
注意事項等 |
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お問い合わせ |
TEL:075-254-7414075-254-7414
FAX:075-254-7414 |
ホームページ | https://kyotomm.jp/ee/murakami-motoka-50th/ |
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