Exhibitions展覧会

森山大道x蜷川実花 展

2011/08/06(土) 〜 2011/09/24(土)

【閉廊】小山登美夫ギャラリー 京都 

小山登美夫ギャラリー京都、タカ・イシイギャラリー京都による共同企画展。現代の日本を代表する写真家、森山大道と蜷川実花の京都初の二人展です。時代を挑発する二人の作品をお楽しみください。


タカ・イシイギャラリー京都と小山登美夫ギャラリー京都は共同企画展「森山大道x蜷川実花」展を開催いたします。

タカ・イシイギャラリーは森山大道の80年代を代表する写真作品「美しい写真の作り方・6下高井戸のタイツ」20点(すべてモダン・ プリント)を展示します。
『写真よさようなら』(1972年)以降、自身が「写真との肉離れ」と語るスランプに陥った森山は、雑誌『写真時代』 1981年9月号から連載を開始した「光と影」シリーズにより、「写真とは何か」という問いに答えを見いだし、再び写真を撮る日々を取り戻します。
今回展示する作品は、「犬の記憶」シリーズ(『アサヒカメラ』1982年4月号より連載)、「仲治への旅」シリーズ(『写真時代』1984年8月より連 載)、「DOCUMENTARY」シリーズ(『写真時代』1985年8月号より連載)と並び、見事に復活を遂げた森山の、80年代の旺盛な撮影意欲を証明 する作品群の一つです。

小山登美夫ギャラリーは、蜷川実花の7月20日発売の写真集「月刊MEN SPECIAL 窪塚洋介 NOWHERE」(ポニーキャニオン)に収録されている作品を展示します。俳優業だけでなく様々な分野で活躍する窪塚洋介を蜷川実花が撮った、「共犯関係の二人が創った写真世界」(同写真集プレスリリースより)が表現されたシリーズです。
蜷川の作品がもつ、様々な感情、また非現実的な世界をも喚起するような独特の色彩。その光、また色の深度を強めることによって浮かび上がる闇。光をまとっ ていても、影に包まれていても、蜷川の作品の対象は彼女がつくりだす特別な世界の中だけでしか見せることのない一瞬の特殊な美、生の豊潤さをとらえられます。

この度初めて京都で実現した、時代を挑発するふたりの写真家の二人展を是非ご高覧ください。

※オープニング・レセプション:8月6日(土)19:00-20:00

森山 大道 プロフィール

もりやま・だいどう。1938年大阪生まれ。
主な作品として「にっぽん劇場写真帖」(1968年)、「狩人」、「写真よさようなら」(1972年)、「光と影」(1982 年)、「Daido hysteric」(1993−97年)、「新宿」(2002年)など。
1999年のニューヨーク・メトロポリタン美術館、2003年のパリ・カルティエ 現代美術財団など、90年代後半から欧米で大規模な展覧会が行われた。
2011年6月28日より国立国際美術館(大阪)にて回顧展「オン・ザ・ロード 森山大道写真展」を開催。

蜷川 実花 プロフィール

にながわ・みか。東京生まれ。1997年多摩美術大学美術学部卒業。
第26回木村伊兵衛写真賞(2001年)など数々の賞を受賞。
主な展覧会に5カ所の国内美術館で開催さ れた「蜷川実花展 _ 地上の花、天上の色」(2008-2010年)がある。監督を務めた映画『さくらん』(07年)は、ベルリン国際映画祭出品作となった。
作品集「MIKA NINAGAWA」(2010年、Rizzoli N.Y.)など出版多数。
11月6日まで開催の第54回ヴェネツィアビエンナーレ関連企画展「Future Pass - From Asia to the World」に出展中。

展覧会概要

期間 2011/08/06(土) 〜 2011/09/24(土)
会場・開催場所 【閉廊】小山登美夫ギャラリー 京都
タカ・イシイギャラリー京都/小山登美夫ギャラリー京都
時間 11:00~19:00
※夏季休廊:8月14日(日) – 22日(月)
お問い合わせ TEL:075-353-9992075-353-9992
FAX: 075-353-9993
E-Mail kyoto@tomiokoyamagallery.com
ホームページ http://www.tomiokoyamagallery.com/exhibitions/moriyama-ninagawa-exhibition-tig-tkg-kyoto-2011/

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