Exhibitions展覧会
明治・大正時代の木彫
明治・大正時代、木彫の近代化を目指す様々な試みの中、精緻な木彫作品が多数生み出されました。今回は清水三年坂美術館の細密工芸コレクションから、多彩な顔ぶれによる木彫作品を紹介します。
日本では古くから木製の仏像・置物・細工物などが盛んに作られてきましたが、明治維新による社会変動に伴い、それら木彫を取り巻く環境は大きく変化しました。
特に西洋の「美術」および「彫刻」といった概念の流入は、木彫界にも大きな影響を及ぼし、近代的な彫刻としての木彫の在り方が模索されるようになりました。この時代は官営の博覧会・展覧会が主要な作品発表の場のひとつであり、そこで頭角を現した高村光雲・石川光明らは、後に帝室技芸員にも任ぜられ、当時の彫刻界で指導的役割を果たしました。
一方で、前近代から存続してきた置物や根付に代表される小さな細工物の世界においても、森田藻己をはじめ極めて高い技術力を誇る職人が活躍し、精緻な名品が多数つくられました。また、光雲・光明・藻己ら東京を拠点とした作家のみならず、大阪などの地方でも木彫の作家たちが活躍しました。
今回の展示では、光雲・光明・藻己らによる置物や根付に加えて、穐山竹林斎による自在置物など、清水三年坂美術館所蔵の様々な木彫作品をご紹介いたします。幅広い近代の木彫の世界をどうぞお楽しみください。
展覧会概要
期間 | 2022/03/05(土) 〜 2022/05/29(日) |
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会場・開催場所 |
清水三年坂美術館
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時間 | 10:00~17:00(入室は16:30まで) |
休館日 | 月・火曜日(祝日の場合は開館) |
料金 | 一般:800円 大学・高校・中学生:500円 小学生:300円 ※障害者手帳をお持ちの方と付添者1名は50%割引 |
注意事項等 |
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お問い合わせ |
TEL:075-532-4270075-532-4270
FAX:075-532-4271 |
ホームページ | https://sannenzaka-museum.co.jp |
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