Exhibitions展覧会
松本さやか 個展 「gunung」
版画家・松本さやかの個展。タイトルはインドネシア語で「山」を意味し、その通り彼女は心の中に存在する「生きた山」をモチーフに、銅版画の特性を生かした2つのタイプの作品を制作しています。アニミズム的感覚を見る者に呼び覚ます、「生きた山」たちの世界をお楽しみください。
松本さやかは、シャーマンが神と交信するかのように、ただひたすら彼女の心の中に存在する “生きた山”を表現しています。その作品は、日本古来の神道のような、アニミズム感覚を呼び覚ましてくれます。
彼女の作品には、銅版画の特性を活かした2つのタイプがあります。
1つは腐蝕法(黒い山)。
「山は長い時間をかけて大きくなったり 一瞬で崩れたりを繰り返します。 また、雨や雪、太陽の光を 吸収しながら変化してゆきます。 この一行を、描画と腐食を積み重ね、 時には削り、という作業を繰り返し、 銅版にすべてを吸収させることで表現を試みました」
そしてもう1つは直刻法(ライン)。
「山の輪郭や尾根がとても気になりました。 山から伝わる異様な存在感の源は ここに有るのではないかと思い、 ラインのみでの表現に至りました」
展覧会のタイトル「gunung」は、インドネシア語で「山」を意味します。それはまさに、彼女が表現しようとする “山の生きている音”のようでもあります。
この機会にご注目ください。
松本さやか
1991 兵庫県生まれ
2012 Turku University of Applied Sciences Turku Arts Academy(フィンランド) 留学
2015 京都精華大学大学院
芸術研究科博士前期課程 版画領域 在籍
【主な展覧会歴 (グループ展)】
2012.3 Look at us 2人展 (Gallery TAA / 大阪)
2012.12 Art for the Reason (Titanik Gallery / フィンランド)
2013.3 HAC6 (Kara-S / 京都)
2014.2 京都精華大学 卒業制作展 (京都市美術館)
2014.6 SEIKA CERAMIC + PRINT MAKING (ギャラリー恵風)
2014.10 Work in progress (Kara-S / 京都)
2015.2 京都精華大学大学院 進級制作展 (京都市美術館都)
展覧会概要
期間 | 2015/06/09(火) 〜 2015/06/14(日) |
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会場・開催場所 |
KUNST ARZT
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時間 | 12:00~19:00(最終日は17:00まで) |
料金 | 無料 |
kunstarzt@gmail.com | |
ホームページ | http://kunstarzt.com |
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