Exhibitions展覧会

増田常徳《火宅の島》
増田常徳《火宅の島》
増田常徳《断崖の証人》
増田常徳《断崖の証人》
増田常徳《白亜の鐘》
増田常徳《白亜の鐘》

増田 常徳 展 -島は風の起点-

洋画家・増田常徳(ますだ・じょうとく)先生の個展です。厳しい自然と向きあい、人間存在の深奥にまで掘り進むような増田先生の作品は、見る者の心に深く訴えてきます。ぜひご高覧ください。


今回は東京・銀座の永井画廊さんとの巡回展となります。
奇しくも永井画廊さんとは故・丸木位里・俊夫妻に関わる御縁があり、1995年に位里先生、2000年に俊先生がお亡くなりになった際、先代の永井巳喜男社長と共に膨大な数の遺作の鑑定評価をさせていただいたことは忘れられない思い出です。その後、東京の作家たちを中心に企画された「青木繁〈海の幸〉オマージュ展」でも三回にわたり永井画廊さんとの巡回展の一翼を担わせていただきました。(ギャラリーヒルゲート)


近年、絵画が規制概念や軽薄な表現が好まれ流行する中にあって、油絵本来の醍醐味である画家自身の葛藤から絞り出された重厚で艶の在る表現が陰を潜め、美術業界全般が痩せ細ってゆく現実に私たちは直面してはいないだろうか。
豊かな創造芸術の究極は、自然界を貫く神秘的精神性に裏打された幽玄の世界であると想われる。観る者を誘う創造芸術の深淵こそが待たれている、と日々の創作で起る呼びかけである。(増田)

増田常徳

1948年 長崎県五島列島生まれ。1970年に上京、独学で絵を学ぶ。
切支丹の迫害や原爆など戦争の歴史を出発点に、人間社会のもたらす不条理や社会の暗部、人間の内面性を象徴的に描く。

主な展覧会・活動歴

1976 日仏現代美術展:コンパレゾン賞
1983 第18回昭和会展:林武賞
1989 安田火災美術財団奨励賞展:新作優秀賞
1991「現代日本絵画展」北京・紫禁城(中国)
   「21世紀への旗手展」マンリー市立美術館(オーストラリア)
2000「自然との共生-世紀末を祈る in 野崎島」(長崎)※企画担当
2005 文化庁在外研修特別派遣にてドイツ・ミュンスター芸術大学在籍
2009「JUTOKU展」[以降継続]高鍋町美術館(宮崎)、丸木美術館(埼玉)、佐喜眞美術館(沖縄)、深川市アートホール東州館(北海道)、網走美術館(北海道)他
2023 「JUTOKU展」三良坂平和美術館(広島)、田川市立美術館(福岡)

展覧会概要

期間 2025/05/27(火) 〜 2025/06/01(日)
会場・開催場所 ギャラリーヒルゲート
1階
時間 12:00~19:00(最終日は17:00まで)
休館日 月曜日
料金 無料
注意事項等 状況により、やむを得ず予定が変更となる場合がございます。最新情報はギャラリーのホームページをご確認ください。
お問い合わせ TEL:075-231-3702075-231-3702
FAX:075-231-3750
E-Mail hillgatekyoto@gmail.com
ホームページ http://www.hillgate.jp/

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