Exhibitions展覧会
川勝徳重 原画展
カルチャー誌『フリースタイル Vol.62』で発表されたランキング「THE BEST MANGA 2025 この漫画を読め!」で2024年刊行の『痩我慢の説』が第1位となるなど、今最も注目されるマンガ家のひとり・川勝徳重。その原画展を京都蔦屋書店にて開催します。
川勝は2011年にマンガ家としてデビュー。以降、マンガ制作のだけでなく、マンガ雑誌の編集・執筆や、戦前からのマンガ収集、マンガ史研究を行うなど幅広く活動を続けています。
『痩我慢の説』は冴えない中年医師と天真爛漫な姪の世代を超えた交歓を描いた作品で、昭和期を中心に活躍した作家・藤枝静男の同名小説を川勝が劇画化したものです。
安部慎一、大城のぼる、水木しげる、林静一といった昭和を代表する作家から影響を受けてきたという川勝。その著作の数々からは、1970年代はじめのコミック誌『ガロ』を彷彿とさせるレトロな趣きを随所に感じます。
一方で川勝は、まだ日本国内では十分な認知がなされていないアメリカン・コミックスやフランス語圏のバンド・デシネなど、海外マンガからの技法もふんだんに取り入れられており、国や時代の垣根を越えてマンガ表現の可能性を拡張し続けてきました。
本展では、『瘦我慢の説』をはじめとするマンガ原稿やイラスト原画の展示を通して、川勝の表現と多岐にわたる活躍を振り返ります。そのほか、サイン入りキャンバス複製画、アパレル商品、『瘦我慢の説』に登場する犬のキャラクター・ベティの手作り箸置きなど、今回の展示に合わせて準備した作品・アイテムを販売します。また、会期中にはトークイベントの開催も予定。この機会にご注目ください。
川勝徳重
1992年東京都生まれ。2011年『『幻燈』(北冬書房)にてデビュー。漫画雑誌『架空』の編集・執筆に関わる。2016年にはPIZZICATO ONE『わたくしの二十世紀』アナログ盤のジャケット・イラストを担当。また『貸本マンガ史研究』に水木しげるについての評論を執筆するなど、活躍は多岐にわたる。著書に『十代劇画作品集』(セミ書房)、『アントロポセンの犬泥棒』『電話・睡眠・音楽』(ともにリイド社)。
展覧会概要
期間 | 2025/04/01(火) 〜 2025/04/22(火) |
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会場・開催場所 |
京都 蔦屋書店
5階 BOOKアートウォール |
時間 | 10:00~20:00 |
休館日 | 会期中無休 |
料金 | 無料 |
注意事項等 | 状況により、やむを得ず予定が変更となる場合がございます。最新情報は京都蔦屋書店のホームページをご確認ください。 |
お問い合わせ | TEL:075-606-4525075-606-4525 |
kyoto.info@ttclifestyle.co.jp | |
ホームページ | https://store.tsite.jp/kyoto/event/t-site/46052-1434020305.html |
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