Exhibitions展覧会

「カラーズ ー色の秘密にせまる 印象派から現代アートへ」展での川人作品 《CUT》シリーズ部分 撮影:加藤健(Ken Kato)
「カラーズ ー色の秘密にせまる 印象派から現代アートへ」展での川人作品 《CUT》シリーズ部分 撮影:加藤健(Ken Kato)

川人綾 個展「綴るひかり」

グリッド状の絵画のなかに「制御とズレ」を表現するアーティスト、川人綾(かわと・あや)の個展です。

京都での学生時代に日本の伝統的な染織を学んだ川人は、緻密な手作業の過程で否応なく生じる「ズレ」に着目し、そこから生まれる人間の制御を超えた美しさを絵画上で表現しています。また、神経科学者である父の影響もあり、錯視効果がもたらず「ズレ」に注目しています。格子状に鮮やかなグラデーションが広がる作品は、視点によって多様な表情を見せます。4月から始まった大阪・関西万博では、国内外の賓客らをもてなす迎賓館に飾るタペストリーのデザインと制作監修を務めるなど、国内外で注目されています。

本展では、2024年より制作している綴織(つづれおり)をモチーフにした《CUT》シリーズの新作を15点と、万博会場に収めた作品の一部を試作したものを展示します。

また、展覧会に合わせて川人のこれまでの活動をまとめた作品集『First Selection 川人綾』を刊行。現在東京・ポーラ美術館にて開催中の展覧会「カラーズ ― 色の秘密にせまる 印象派から現代アートへ」に出展している作品の版画がエディション作品として付属する特別限定版の販売も行います。
5月3日(土)には、ポーラ美術館の主任学芸員・内呂博之氏を迎えてのトークイベントを行います。ぜひご高覧ください。

川人綾

1988年奈良県生まれ。2011年 京都精華大学芸術学部素材表現学科テキスタイル卒業。2014年 パリ国立高等美術学校交換留学。2015年 東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現修士課程修了。2019年 東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現博士後期課程修了。現在、京都府を拠点に活動。

近年の主な個展

2018 「川人綾 個展」imura art gallery(京都)
2019 「Controlled/Uncontrolled」Pierre-Yves Caer Gallery(パリ、フランス)
   「Aya Kawato Solo Exhibition」AIFA(ジュネーヴ、スイス)
2020 「Tell me What You see」Pierre-Yves Caer Gallery(パリ、フランス)
2021 「織(Ori)Scopic」imura art gallery(京都)
   「川人綾てん My Grid Paintings: 2016-2021」日本橋三越本店美術コンテンポラリーギャラリー(東京)
2022 「川人綾:斜めの領域」京都市京セラ美術館 ザ・トライアングル(京都)
2023 「project N 89 川人綾」東京オペラシティアートギャラリー(東京)
   「やわらかい窓」日本橋三越本店美術コンテンポラリーギャラリー(東京)
2024 「綴るみなも」imura art gallery(京都)

展覧会概要

期間 2025/05/02(金) 〜 2025/05/26(月)
会場・開催場所 京都 蔦屋書店
5階 エキシビションスペース
時間 11:00~20:00(最終日は18:00まで)
休館日 会期中無休
料金 無料
注意事項等 状況により、やむを得ず予定が変更となる場合がございます。最新情報は京都蔦屋書店のホームページをご確認ください。
お問い合わせ TEL:075-606-4525075-606-4525
E-Mail kyoto.info@ttclifestyle.co.jp
ホームページ https://store.tsite.jp/kyoto/event/t-site/46601-1200580404.html

関連アートイベント

関連記事

該当する記事はございません。