Exhibitions展覧会
勝海舟 生誕200年 海舟×龍馬
2023年は江戸城の無血開城を成功に導いた勝海舟の生誕200年の節目に当たります。これを記念し、霊山歴史館の2023年冬の企画展では、勝海舟とその弟子であった坂本龍馬の足跡を史料を通じてたどります。
勝海舟は開明派の幕臣ですが、海舟と龍馬の出会いが幕末史を変えたといっても過言ではありません。
坂本龍馬は、通称「エヘンの手紙」【文久3年(1863)5月17日付 姉・乙女宛】の中で「この頃は天下一の軍学者・勝麟太郎(海舟)という大先生の門人となって、ことのほか可愛がられて、客分のようなものになりました。(中略)なおエヘンエヘン、かしこ」と書いています。 海舟の門人になって、胸を張る龍馬の様子が目に浮かぶようです。
龍馬が海舟の弟子になって得たもの、それは人脈でした。土佐の郷士で脱藩中だった龍馬が超一流の人物と会い、自由奔放な活動ができるようになったのは海舟の弟子になったおかげです。
海舟は幕府の軍艦奉行並として神戸に海軍操練所を開設し、人材育成と近代的な海軍の増強を試みますが、自分の私塾や操練所から反幕の志士を出したことで失脚してしまいます。塾と海軍操練所はほどなく閉鎖され、これによって海舟と龍馬は行動を別にすることになりました。海舟は2年ほど蟄居生活を送りますが、その後政治の表舞台に復帰すると、第二次幕長戦争の講和会議「厳島談判」や江戸城の無血開城を成功に導き、龍馬に勝るとも劣らない功績を残しました。
この機会に勝海舟と坂本龍馬、師弟の活躍を、ぜひご高覧ください。
展覧会概要
期間 | 2023/11/08(水) 〜 2024/01/21(日) |
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会場・開催場所 |
幕末維新ミュージアム 霊山歴史館
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時間 | 10:00~17:30(入館は閉館30分前まで) |
休館日 | 月曜日、年末年始(12/28~1/3) ※ただし、12/25(月)、1/8(月・祝)は開館、1/9(火)は休館 |
料金 | 大人:900円 高校生・大学生:500円 小中学生:300円 ※20名以上の団体は各100円引き ※友の会会員の方は無料(会員証をご提示ください) |
注意事項等 | 状況により、やむを得ず予定が変更となる場合がございます。最新情報は霊山歴史館のホームページをご確認ください。 |
お問い合わせ |
TEL:075-531-3773075-531-3773
FAX:075-531-3774 |
ホームページ | https://www.ryozen-museum.or.jp/ |
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