Exhibitions展覧会
特別展「よみがえる承久の乱-後鳥羽上皇VS鎌倉北条氏-」
鎌倉時代に起きた、後鳥羽上皇と鎌倉北条氏が戦った日本史上の重大事件「承久の乱」。その歴史的意義と真相に、最新の研究成果や関係資料約160点を通じて迫る初の大規模な展覧会です。
平安時代後期、貴族社会の変容から、天皇がその座を後継者に譲り上皇となったうえで政治を行う「院政」が生まれました。上皇が強い権力を持つ状況は、1180年代の内乱、そして東国での源頼朝による鎌倉幕府の樹立を経ても続き、13世紀初頭には時の後鳥羽上皇が日本列島全体を統べる体制が成立します。
しかし源氏最後の将軍・源実朝の暗殺事件を契機に、後鳥羽上皇と鎌倉方の関係は急速に悪化。承久3(1221)年5月、後鳥羽上皇は鎌倉幕府の執権・北条義時の追討命令を発し、「承久の乱」が勃発します。後鳥羽上皇を支持する京方の武士たちと、北条氏につく鎌倉の御家人たちが激しく争いました。戦いは京方の敗北に終わり、敗れた後鳥羽上皇は隠岐に流されることになりました。承久の乱を機に、以降日本は鎌倉幕府の優位のもと、公家と武家が並存する時代となっていきます。
今回の展覧会では、約80年ぶりに再発見された承久の乱の経緯を描いた現存唯一の絵巻《承久記絵巻》全6巻を公開。こちらを中心に、国宝・重要文化財などを含め、当時の人々の息吹を伝える古文書や肖像画、刀剣、仏画などを紹介します。勅撰集『新古今和歌集』に結実する和歌をはじめ、多芸多能の帝王であった後鳥羽上皇の素顔や当時の日記などが伝える貴族社会の文化、鎌倉幕府・北条氏を支えた武家の文化に関する品々のほか、承久の乱のその後に関する資料などを展示します。
承久の乱から800年の節目にあたる2021年によみがえる、乱の様相をこの機会にご覧ください。
※この展覧会は前後期制です。会期中展示替となる作品がございます。
【前期】2021/4/6(火)~4/25(日)【後期】4/27(月)~5/23(日)
※京都府への緊急事態宣言の発令期間延長(~5/31)に伴う臨時休館により、予定より早く閉幕となりました。販売済前売りチケットやグッズなどの取り扱い、及び詳細については施設の公式ホームページをご確認ください。
展覧会概要
期間 | 2021/04/06(火) 〜 2021/05/23(日) |
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会場・開催場所 |
京都文化博物館
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時間 | 10:00~18:00(金曜日は19:30まで/入場は閉室30分前まで) |
料金 | 一般:1,500円(1,300円) 大高生:1,100円(900円) 中小生:500円(300円) ※未就学児無料 ※( )内は前売および20名以上の団体料金 ※障がい者手帳等をご提示の方と付添者1名は無料 |
注意事項等 | ※新型コロナウイルス感染症対策のため、来場の際はマスクの持参・着用、手指の消毒等にご協力をお願いいたします。 |
お問い合わせ | TEL:075-222-0888075-222-0888 |
ホームページ | https://www.bunpaku.or.jp/ |
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