Exhibitions展覧会
若冲と応挙
18世紀の京都では、多くの絵師たちが各々の画技を振るっていました。なかでも伊藤若冲と円山応挙は現在も愛好者の多い人気の絵師です。今回の企画展では、相国寺と伊藤若冲との関係を軸に、相国寺と相国寺塔頭が所蔵する伊藤若冲や円山応挙の作品をご紹介します。
本展では、伊藤若冲が相国寺に寄進した代表作《釈迦三尊像》全三幅と、動植綵絵(コロタイプ複製版)を通期にて展示。併せてⅠ期・Ⅱ期に下記の展示を行います。
会期中には講演会やギャラリートークも予定。この機会にぜひご高覧ください。
第Ⅰ期(2023/9/10~11/12)
Ⅰ期には円山応挙が手掛けた重要文化財《七難七福図巻》を一挙公開します。
《七難七福図巻》は『仁王経』という経典に説かれた災いと幸福を描き出した絵巻。応挙の才能を早くから見抜き庇護していた滋賀・円満院の祐常法親王の指示を受け、応挙が36歳の時に3年をかけて制作した傑作です。本展では、依頼者の祐常による下絵とそれを受けて応挙が描いた画稿、そして完成作を一度にご覧いただけます。ぜひ実際の作品からその制作意図を辿ってください。
第Ⅱ期(2023/11/19~2024/1/28)
2期には、伊藤若冲による重要文化財《鹿苑寺大書院障壁画》全50面を一挙公開します。若冲は若干44歳にして、鹿苑寺(金閣寺)の大書院を彩る障壁画の制作を一手に担い、一之間~四之間、そして狭屋之間に至るまでを制作しました。これと同時期に若冲はもう一つの大作、動植綵絵の制作を行っています。寺院空間を彩る作品群を展示室でお楽しみください。
展覧会概要
期間 | 2023/09/10(日) 〜 2024/01/28(日) |
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会場・開催場所 |
相国寺承天閣美術館
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時間 | 10:00~17:00(入館は16:30まで) |
休館日 | 展示替期間(11/13~11/18)、年末年始(12/27~2024/1/5) |
料金 | 一般:800円(700円) 大学生・65歳以上の方:600円 中高生:300円 小学生:200円 ※()内は20名以上の団体料金 |
注意事項等 |
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お問い合わせ | TEL:075-241-0423075-241-0423 |
ホームページ | https://www.shokoku-ji.jp/museum/exhibition/jakuchu-ohkyo/ |
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