Exhibitions展覧会

松桐鳳凰文様振袖 三つ襲ねのうち(堂本印象下絵) 大正時代 北村美術館蔵
松桐鳳凰文様振袖 三つ襲ねのうち(堂本印象下絵) 大正時代 北村美術館蔵
茶釜 地中海(堂本印象下絵)1963年 京都府立堂本印象美術館蔵
茶釜 地中海(堂本印象下絵)1963年 京都府立堂本印象美術館蔵
木彫人形 月影 1914年 京都府立堂本印象美術館蔵
木彫人形 月影 1914年 京都府立堂本印象美術館蔵
超ゆる空 1968年 岐阜・瑞甲山乙津寺蔵
超ゆる空 1968年 岐阜・瑞甲山乙津寺蔵

生誕130年 描く・飾る・デザインする―堂本印象の流儀―

堂本印象の生誕130年を記念し、印象の創造を前・後編に分けて振り返る展覧会の後編。今回は「日本画家」の枠にとらわれない堂本印象のマルチな創作活動に注目します。

日本画家として知られる堂本印象ですが、その一方で「こんなジャンルの作品も!?」と驚くような多彩な創作活動を展開しました。味わい豊かな木彫人形や印象下絵による豪華絢爛な婚礼衣装、寺院や建物の空間装飾、そして晩年の集大成ともいえる堂本印象美術館のデザインにいたるまで、独特の美のセンスを発揮しました。

今回の展覧会では、まだ印象が画家としてデビューする以前の図案家時代に手掛けた作品や、印象がデザインした茶釜や茶碗など、知られざる印象の活動を伝える貴重な品々が並びます。
また、堂本印象美術館では26年ぶりの出品となる、岐阜・瑞甲山乙津寺の襖絵(通常非公開)も特別公開します。約60年に渡る画業において、印象が特に多く手掛けたのが、寺院の障壁画でした。特に1950年代半ばから印象は日本画家による抽象表現という新たな創造に取り組み、その独自の表現は寺院空間においても遺憾なく発揮されました。瑞甲山乙津寺の襖絵は、印象が竹林寺 書院(高知)、西芳寺 礪精閣(京都)に続いて3番目に手掛けたもので、鮮やかな色彩と印象独特の抽象表現が目を引く作品となっています。

この機会に、平面から立体まで個性豊かな印象の美意識の世界をお楽しみください。

展覧会概要

期間 2021/12/03(金) 〜 2022/03/21(月)
会場・開催場所 京都府立堂本印象美術館
時間 9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日 月曜日(祝休日の場合は開館、翌平日休館)、年末年始(12/28~1/4)
料金 一般:510円(400円)
高大生:400円(320円)
小中生:200円(160円)
※()内は20名以上の団体料金
※65歳以上の方(要公的証明)および障害者手帳をご提示の方(介護者1名含む)は無料
注意事項等
  • 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、来場の際はマスクの持参・着用、手指の消毒等にご協力をお願いいたします。
  • 状況により、やむを得ず予定が変更となる場合がございます。最新情報は美術館のホームページをご確認ください。
お問い合わせ TEL:075-463-0007075-463-0007
FAX:075-465-3099
ホームページ https://insho-domoto.com

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