Exhibitions展覧会

印象作品の表裏-本画と下絵-

2009/12/04(金) 〜 2010/03/07(日)

京都府立堂本印象美術館 

伝統的な日本の絵画では、ひとつの作品が制作されるまでに多くの素描と下絵が繰り返し描かれます。これらは本来、人に見せるためのものではありません。しかしそこには作品が完成されるまでの間に行われた画家の取り組みが表れ、かえって新鮮な感動を与えます。この展覧会では、《木華開耶媛》(1929年)具象作品から《意識》(1956年)などの抽象作品まで、堂本印象の代表作の数々を素描や下絵とともに紹介します。


伝統的な日本の絵画では、ひとつの作品が制作されるまでに、その基盤となるたくさんの素描と下絵が繰り返し描かれます。
対象の形や動きを生き生きと捉えた素描。画面構成やモチーフを整える草稿や小下絵、完成作と同じ大きさで描かれ最終稿となる大下絵。下絵と一口に言っても様々な種類があります。

これらは、画家が作品の構想を決定していく過程で、画家自身のために描かれるものであり、本来人に見せるためのものではありません。
しかし、素描や下絵には作品が完成されるまでの間に行われた画家の取り組みが表れており、かえって見る者に新鮮な感動を与えます。

今回の「印象作品の表裏―本画と下絵ー」では、堂本印象の最も有名な作品のひとつである『木華開耶媛』(このはなさくやひめ/1929年)や『實』(1930年)といった具象的なモチーフの作品から、抽象作品まで、印象の代表作の数々を素描や下絵とともに紹介します。
完成した作品と、それに至るまでに描かれた素描と下絵。双方を併せて見ることで、片方だけでは得られない発見をすることが出来る展覧会です。

 
『メトロ』(1953、紙本着色/本画)   『メトロ』(下絵)

展覧会概要

期間 2009/12/04(金) 〜 2010/03/07(日)
会場・開催場所 京都府立堂本印象美術館
時間 9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日 休館日:月曜日、年末年始期間(12月28日~1月4日)
※1月11日(月・祝)は開館・翌12日(火)休館となります
料金 一般:500円(団体 400円)
高校・大学生400円(320円)
小・中学生:200円(160円)
注意事項等 ※団体は20名以上
お問い合わせ TEL:075-463-0007075-463-0007
ホームページ http://www2.ocn.ne.jp/~domoto/

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