Exhibitions展覧会

相国寺・金閣・銀閣宝物展ー梅の余薫/相国寺の歴史と寺宝

相国寺と相国寺派の塔頭の寺宝から相国寺の歴史と通観する展示の第一弾です。

相国寺は1392年に室町幕府三代将軍、足利義満によって創建された禅宗寺院です。足利家の邸宅、花の御所の東に隣接し、義満以後、十三人の歴代足利将軍の位牌を安置する塔頭がかつては存在していました。
また、足利義満ゆかりの鹿苑寺(金閣)や足利義政ゆかりの慈照寺(銀閣)などが山外塔頭として名を連ねます。

今回は、禅僧と梅の文化史をテーマとした企画「梅の余薫」と、相国寺の歴史を室町から近代までたどる企画「相国寺の歴史と寺宝」をあわせて紹介します。

【1】梅の余薫

禅宗は鎌倉時代から室町時代にかけて、大陸から日本に伝来しました。同時にもたらされた大陸の文化は、禅の思想や日本の風土とあいまって多様な芸術文化を生み出しました。水墨画、茶道や作庭など、日本文化の核となる文化が禅寺より発信されたのです。
今回は、梅と禅文化のかかわりを考えます。古代『万葉集』では多く詠まれた梅は、平安時代以降、桜にその座を譲ります。しかし、禅僧が好んで描き、漢詩に詠んでいた植物は梅でした。厳しい寒さのなかで蕾をつけ、最初に春を告げる梅に禅僧達は様々な思いを託してきました。
相国寺、金閣寺、銀閣寺に伝来する寺宝から、梅にかかわる作品をご覧いただきます。

【2】相国寺の歴史と寺宝

相国寺の歴史を宝物によって概観し、多種多様な作品を通覧する、総合的な展示を行います。
相国寺の創建と足利将軍、そして時代がうつろい織田、豊臣、徳川といった権力者たちと相国寺僧はどのように相対し、近代の廃仏毀釈の流れの中で寺域を守り続けたのか。相国寺とその塔頭、鹿苑寺(金閣)や慈照寺(銀閣)の寺宝から近代にいたるまでの歴史の流れをたどります。

展覧会概要

期間 2021/01/31(日) 〜 2021/04/18(日)
会場・開催場所 相国寺承天閣美術館
時間 10:00~17:00(入館は16:30まで)
休館日 会期中無休
料金 一般:800円(団体700円)
65歳以上・大学生:600円
中高生:300円
小学生:200円
※団体は20名以上、一般の方のみ
※障害者手帳をお持ちの方は御本人様および付添者の方1名様まで無料(証明できる書類を持参下さい)
注意事項等

※新型コロナウイルス感染拡大防止の為、入館時にはマスクの持参・着用をお願いしております。
※美術館入口での検温時に37.5度以上の発熱が認められた場合は入館をご遠慮いただきますので、ご体調が優れない場合は来館をお控えください。
※状況によりやむを得ず会期の変更、入場制限などを行う場合があります。最新の情報は美術館のホームページにてご確認下さい。

お問い合わせ TEL: 075-241-0423 075-241-0423
FAX: 075-212-3585
ホームページ http://www.shokoku-ji.jp

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