Exhibitions展覧会
星岡茶寮開設100年記念「雲と龍―中村竹四郎と大路魯山人-と星岡のうつわ」
便利堂の四代目・中村竹四郎が、美食家としても名高い芸術家・北大路魯山人と大正14年(1925)に開いた会員制料亭「星岡茶寮」。2025年に開設から100年を迎えることを記念し、現在も便利堂に遺されている当時使われた魯山人作の器をご紹介します。
中村竹四郎と北大路魯山人は大正6年(1917)に知り合い、ともに京都の生まれであることもあり交友を深め、骨董店を共同経営することになります。その後、店で取り扱う古美術品の陶器に料理を盛って常連客に振舞ったことをきっかけに、大正10年(1921)に店の2階で「美食倶楽部」を始めます。そして大正14年(1925)、これを発展する形で「星岡茶寮」を開設しました。
以前から料理の心得のあった魯山人は「星岡茶寮」で自ら厨房に立って料理を振舞い、その一方で用いる食器を自らの手で創作していました。本展では、当時魯山人が作陶し、現在便利堂に遺された器55件172点を中心に、初公開を含む関連資料を一堂に展観します。
器はいずれも茶寮で実際に使われたもので、金継ぎの景色もその歴史を感じさせる味わいがあり、他にない見どころのひとつとも言えます。
大様な中村竹四郎と激烈な北大路魯山人。絶妙なコンビネーションの二人は、しばしば雲と龍に例えられました。
二人が協働した期間は20年。彼らの壮年期のすべてを傾けた、濃厚な時間でした。
二人の「星岡茶寮」での時間を今に伝える器たちを、ぜひこの機会にご高覧ください。
※会期中には、実際に魯山人の器を用いたイベントも開催いたします。
展覧会概要
期間 | 2024/10/21(月) 〜 2025/03/22(土) |
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会場・開催場所 |
便利堂コロタイプギャラリー
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時間 | 10:00~17:00(12:00~13:00は休憩時間のため閉室) |
休館日 | 日曜・祝日(ただし、11/17(日)まで無休) |
料金 | 無料 |
注意事項等 | 状況により、やむを得ず予定が変更となる場合がございます。最新情報はギャラリーのホームページをご確認ください。 |
お問い合わせ | TEL:075-231-4351075-231-4351 |
ホームページ | http://www.benrido.co.jp/ |
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