Exhibitions展覧会
畑祥雄「奇跡の森 EXPO ’70」
写真家・畑祥雄(はた・よしお)の個展です。今回は1970年の大阪万博跡地に造られた「万博の森」に焦点を当てた作品を展覧します。
ʼ70年万博の跡地が55年を経て自然が再興した豊かな人工の森になっている。閉幕後はビジネスセンターにする予定であったが、たった3ヶ月で覆り「緑に包まれた文化公園」に政策転換した。
生物多様性の森を表現するには、森を歩いて一期一会の偶然の出会いを待つしかない。2015年にSDGsの目標が設定されたが、それより45年も前にパビリオンを撤去した更地に森創りが始まり、今や 「地球の財産」になっている。
「万博の森」はʼ70年万博のテーマ「人類の進歩と調和」の「調和」が体感できる稀有な場であり、世界的な視野で見ればSDGsの「聖地」や日本のセントラルパークとも呼ばれ始めている。
55年前に文化人類学者 梅棹忠夫が提唱した森創りの思想(夢の苗床)の見える化をめざした。(畑 祥雄)
畑 祥雄
写真家・映像プロデューサー。
1950年京都市生まれ。1973年同志社大学法学部卒業。
主な作品・個展・写真集に《背番号のない青春》や改良ニワトリの一生を写した《HANAKO》(ロッテルダムフォトビエンナーレ個展招待)、現代美術家たちの肖像を創作撮影した《西風のコロンブスたち》等。作品は京都国立近代美術館等に所蔵。「シャモとレンコン畑」で京都国際映画祭ハイビジョンフェスタのグランプリ受賞。花博写真美術館や東松照明の写真集・展覧会、様々な映像番組等もプロデュースしている。
日本写真家協会(JPS)会員。咲くやこの花賞受賞。成安造形大学教授と関西学院大学教授を歴任。写真表現大学Eスクール講師・口座ディレクター、大阪国際メディア図書館館長。
協力:The Third Gallery Aya + 大阪国際メディア図書館(写真表現大学 & Eスクール)
※8/24(日)まで、畑祥雄の写真作品を江夏由洋(デジタルシネマクリエーター)が生成AIを用いて映像化・江夏正晃(音楽家)がイマーシブサウンドで仕上げた大型インスタレーション作品「奇跡の森 EXPO ’70 – 生成AIによる映像 Ver. 2」を大阪関西国際芸術祭で展示します(会場:船場エクセルビル)。こちらも併せてご高覧ください。
展覧会概要
期間 | 2025/07/01(火) 〜 2025/07/13(日) |
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会場・開催場所 |
同時代ギャラリー
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時間 | 12:00~19:00(最終日は17:00まで) |
休館日 | 月曜日 |
料金 | 無料 |
注意事項等 | 状況により、やむを得ず予定が変更となる場合がございます。最新情報はギャラリーのホームページをご確認ください。 |
お問い合わせ | TEL:075-256-6155075-256-6155 |
info@dohjidai.com | |
ホームページ | https://www.dohjidai.com/gallery/exhibition/a20250701/ |
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