Exhibitions展覧会

特別展「はじまりとかたち」- 鴻池朋子「素焼き粘土」を中心に フォートリエ、ミショー、ミロ、マッタの版画と。-

2021/10/07(木) 〜 2021/10/24(日)

ギャルリー宮脇 

現代美術家・鴻池朋子による素焼き粘土オブジェ250点以上とともに、20世紀美術の巨匠フォートリエ、ミショー、ミロ、マッタの版画各作家3〜5点を併せて展示する展覧会です。

鴻池朋子は、2011年の東日本大震災を受けそれまでの制作を停止。地球創生・生命誕生の時代へ遡行するかのようにして、「ものをつくる」という創造の原点に立ち戻り、素焼粘土による数多の名もなきオブジェを生み出しました。襞々のある軟体動物のような形態。ひび割れてシワシワになった形相は、この世のあらゆる顔の原型のようにも見えます。

今回の展覧会は、鴻池朋子の創作に大きな変革をもたらした「素焼粘土」を中心に、他作家の版画作品とともに、イズムや分類、技法など既存の美術用語を参照することを止め、ものづくりの始原へと回帰することによってそれぞれのかたちを生み出したこれらの作家たちに通底する造形の道程に思いを馳せる試みです。

鴻池朋子

秋田生まれ、東京藝術大学日本画専攻卒業。玩具と雑貨のデザインに携わった後、1998年から多様なメディアを用いた壮大なインスタレーションを国内外で発表する他、パブリックアートの制作も行う。
近年の主な展覧会には、個展「根源的暴力」(2015-16/神奈川県民ホールギャラリー、群馬県立近代美術館、新潟県万代島美術館)、奥能登国際芸術祭(2017)、個展「ハンターギャザラー」(2018/秋田県立近代美術館)、瀬戸内国際芸術祭(2019)、個展「ちゅうがえり」(2020/アーティゾン美術館)など。著書に絵本『みみお』(2001/青幻舎)、『インタートラベラー 死者と遊ぶ人』(2009)、『焚書 World of Wonder』(2011)、『どうぶつのことば~根源的暴力を越えて』(2016)(以上いずれも羽鳥書店)など。芸術選奨文部科学大臣賞(2017)、毎日芸術賞(2020)受賞。

展覧会概要

期間 2021/10/07(木) 〜 2021/10/24(日)
会場・開催場所 ギャルリー宮脇
時間 13:00~18:00
休館日 10/11(月)、10/17(日)、10/18(月)
料金 無料
注意事項等
  • 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、来場の際はマスクの持参・着用、手指の消毒等にご協力をお願いいたします。
  • 状況により、やむを得ず予定が変更となる場合がございます。最新情報はギャラリーのホームページをご確認ください。
お問い合わせ TEL:075-231-2321075-231-2321
ホームページ https://www.galerie-miyawaki.com/

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