Exhibitions展覧会

堂本印象《マリア》1922年 京都府立堂本印象美術館所蔵
堂本印象《マリア》1922年 京都府立堂本印象美術館所蔵
堂本印象 《蒼龍(小下絵)》1933年 京都府立堂本印象美術館蔵
堂本印象 《蒼龍(小下絵)》1933年 京都府立堂本印象美術館蔵
堂本印象《倒影》1959年 京都府立堂本印象美術館所蔵
堂本印象《倒影》1959年 京都府立堂本印象美術館所蔵
堂本印象《はるかなる海》1967年 京都府立堂本印象美術館所蔵
堂本印象《はるかなる海》1967年 京都府立堂本印象美術館所蔵
堂本印象《交響》1961年 京都府立堂本印象美術館所蔵
堂本印象《交響》1961年 京都府立堂本印象美術館所蔵
堂本印象《雲収日昇(右隻)》1938年 京都府立堂本印象美術館所蔵
堂本印象《雲収日昇(右隻)》1938年 京都府立堂本印象美術館所蔵
堂本印象《六祖風幡》1930年 京都府立堂本印象美術館所蔵
堂本印象《六祖風幡》1930年 京都府立堂本印象美術館所蔵
堂本印象《夕顔図》 1935年 京都府立堂本印象美術館所蔵
堂本印象《夕顔図》 1935年 京都府立堂本印象美術館所蔵

五彩を感じて 印象の墨の世界

2024/06/05(水) 〜 2024/09/08(日)

京都府立堂本印象美術館 

近代京都画壇を代表する画家のひとり・堂本印象は、墨を愛した画家でした。本展では、そんな印象の初期の水墨表現とともに、戦後のアンフォルメルの影響を受けた抽象画も展示し、印象ならではの幅広いモノクロームの世界をご紹介します。

「墨に五彩あり」という言葉があります。濃淡の階調や巧みな筆さばきによって、墨のみで色を感じさせる世界を創り出すことが出来ます。中国より伝わった水墨画は、禅の教えと共に広まり、日本において独自に発展しました。

印象の場合、本格的な墨の追求は平安時代の仏画に見られる流麗な線への憧憬から始まりました。若い頃は、ルネサンス絵画にインスピレーションを求めたり、瀟湘八景図など中国の水墨表現も取り入れています。その後、仏教の教えを深く学ぶなかで、印象の墨の表現は抽象性を帯びていき、戦後には、海外の抽象芸術、特にアンフォルメル(*1)の影響を受け、黒色を基調にした独自の抽象表現を確立させました。

本展では、初期から戦後までの印象の幅広い墨の表現を一堂にご紹介します。
また、特別展示として昭和8年(1933)に印象が手掛けた東福寺本堂の天井画《蒼龍》の下絵や、画龍点睛の後に揮毫した書も展示いたします。

この機会にぜひご高覧ください。

*1)1940年代半ば~1950年代にかけてヨーロッパで盛んになった抽象芸術運動及び表現手法。絵の具をカンバスにたらしたり、無意味な形象を散乱させるなどし、激しい感情を表現した。

同時開催

第5回京都工芸美術作家展(新館展示室)

展覧会概要

期間 2024/06/05(水) 〜 2024/09/08(日)
会場・開催場所 京都府立堂本印象美術館
時間 9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日 月曜日(祝休日の場合は開館、翌平日休館)
料金 一般:510円(400円)
高大生:400円(320円)
小中生:200円(160円)
※()内は20名以上の団体料金
※65歳以上の方(要公的証明書)、および障害者手帳をご提示の方と介護者1名は無料
※同時開催の「第5回京都工芸美術作家展」も上記料金でご覧いただけます
注意事項等 状況により、やむを得ず予定が変更となる場合がございます。最新情報は堂本印象美術館のホームページ等をご確認ください。
お問い合わせ TEL:075-463-0007075-463-0007
ホームページ https://insho-domoto.com/

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