Exhibitions展覧会
三瀬夏之介 個展「golden silver」
日本画家・三瀬夏之介の新作展です。今回は、山形で制作を続ける作家の思考や制作プロセスそのものを京都で再現する形で、金と銀をイメージした新作を発表いたします。
2009年から東北芸術工科大学で教鞭をとる三瀬にとって、2011年3月11日に起きた東日本大震災は、学生の頃に体験した阪神大震災以降、再び未曾有の災害に直面した一人の作家として、美術の在り方を問い直すきっかけとなり、その後の活動にも大きな影響を与えました。震災からちょうど10年という節目の今年、三瀬は特別な意識はないものの、この日を無視するのも違和感だと話します。
一貫して日本画という枠組みを超えた制作を続けてきた三瀬ですが、近年は、旗のような形状の作品を様々な場所で発表しています。10年前の震災の最中、未来を描くための触媒として機能するような新しい日本の旗(絵)を探し求めていたのかもしれません。
姿の見えないウィルスに戦々恐々としている現在、三瀬の立てる旗は私たちをどこに導いてくれるのでしょうか。ぜひご高覧ください。
※ 京都市京セラ美術館で開催の「平成美術:うたかたと瓦礫(デブリ)1989-2019」にも、三瀬夏之介の大型作品を出品しています。こちらも併せてご高覧ください。
三瀬夏之介
1973 奈良県生まれ
1997 京都市立芸術大学美術学部美術科日本画専攻卒業
1999 京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻修了
現在 東北芸術工科大学芸術学部美術科教授(2014~)
近年の主な個展
2011 「だから僕はこの一瞬を永遠の物にしてみせる」「水墨考」京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA(京都)
2012 「空虚五度-open fifth-」新宿高島屋、日本橋高島屋(東京)
2013 「ぼくの神さま」青森公立大学国際芸術センター(青森)
「日本の絵 三瀬夏之介展」平塚市美術館(神奈川)
2014 「三瀬夏之介-雨土の記」浜松市秋野不矩美術館(静岡)
「三瀬夏之介-風土の記」奈良県万葉文化館(奈良)
2015 「日本の絵―執拗低音―」京都市美術館別館(京都)
「―礫宝―」Gallery KIDO Press(東京)
2016 「山形ビエンナーレ2016 山形の絵-小盆地宇宙-」洗心庵(山形)
2017 「日本の絵」鶴岡アートフォーラム(山形)
2018 「平成30年秋の有隣荘特別公開 三瀬夏之介-倣玉堂」大原美術館有隣荘(岡山)
2020 「おにの神さん/奇景」京都府立堂本印象美術館(京都)
他グループ展、受賞、パブリックコレクション多数
展覧会概要
期間 | 2021/03/11(木) 〜 2021/04/10(土) |
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会場・開催場所 |
imura art gallery
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時間 | 12:00~18:00 |
休館日 | 日・月曜日、祝日 |
料金 | 無料 |
注意事項等 | ※新型コロナウイルス感染症対策のため、来廊の際はマスクの持参・着用、手指の消毒等にご協力をお願いいたします。 |
お問い合わせ |
TEL:075-761-7372075-761-7372
FAX:075-761-7362 |
info@imuraart.com | |
ホームページ | https://www.imuraart.com/ |
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