Exhibitions展覧会

京都精華大学ギャラリーリニューアル記念展「越境ー収蔵作品とゲストアーティストがひらく視座」

既存のジャンルや制度、価値観における「越境」をテーマとし、「ジェンダー/歴史」「身体/アイデンティティ」「土地/記憶」などのキーワードを参照しながら、11名のアーティストの作品を展観します。

過去から今日まで、世界中で地政学上の境界線をめぐる対立や抑圧、秩序の固定化とその崩壊が繰り返されてきました。現在、高度情報化・グローバル化によって人・物・情報の「越境」が日常化し、感染症や環境問題、貧困などの越境的な課題も顕在化しています。一方で、ある集団もしくは個人に固有の慣習や文化、記憶や価値観は、目に見えない境界によって繋ぎとめられ、アイデンティティの構築に結びついています。複雑で緊張に満ちた世界に生きる私たちにとって、時には境界のこちらとあちらを水のように自由に移動し、自分と世界を見つめ直す「越境」の態度が求められるのではないでしょうか。

この展覧会では、京都精華大学が収蔵するシュウゾウ・アヅチ・ガリバー、今井憲一、ローリー・トビー・エディソン、塩田千春、嶋田美子、富山妙子の作品に加え、2000年代以降に活動を開始した5名のゲストアーティストの作品を紹介します。
出身や世代、表現手法は多様ですが、個人と社会、自己と他者、想像と現実、ジェンダーなどにおける固定的な輪郭をしなやかかつ鋭く揺さぶる11名の表現者が織りなす本展が、私たちのこれからを予感させる複数のしらべが響く場所となること、そしてその響きが多くの方に届くことを願っています。

出品作家

収蔵作品

シュウゾウ・アヅチ・ガリバー/今井憲一/ローリー・トビー・エディソン/塩田千春/嶋田美子/富山妙子

ゲストアーティスト

いちむらみさこ/下道基行/谷澤紗和子/津村侑希/潘逸舟

※各アーティストの詳細については、ギャラリーのホームページをご確認ください。

展覧会概要

期間 2022/06/17(金) 〜 2022/07/23(土)
会場・開催場所 京都精華大学ギャラリー Terra-S
時間 11:00~18:00
休館日 日曜日
料金 無料
注意事項等
  • 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、来場の際はマスクの持参・着用、手指の消毒等にご協力をお願いいたします。
  • 状況により、やむを得ず予定が変更となる場合がございます。最新情報はギャラリーのホームページをご確認ください。
お問い合わせ TEL:075-702-5263075-702-5263
FAX:075-722-5440
E-Mail gallery@kyoto-seika.ac.jp
ホームページ https://gallery.kyoto-seika.ac.jp/exhibition/220617/

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