Exhibitions展覧会

第1回dot & meme展 -portrait alternative-

2014/07/29(火) 〜 2014/08/10(日)

GALLERY TOMO CONTEMPORARY 

4名の作家によるグループ写真展です。 人間を主なモチーフとしている若手写真家が札幌、東京、京都、大阪から参加、写真を通して「無数の個」にアプローチします。

4名の作家によるグループ写真展です。
人間を主なモチーフとしている若手写真家が札幌、東京、京都、大阪から参加、写真を通して「無数の個」にアプローチします。
 

出展作家

中村趫/kensyo(謙彰)/ 艶子/SYO HARETOKE

info@gallery-tomo.com
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[dot&meme]…存在と、輪郭と境界。それが触れ合う時に遺すもののこと。

私達の内にある、其れを「わたしたち」と呼び得る最小の何か。
社会の中の/身体的な、凡ゆるフレームから外れた、リアリティから見放されたように離れた果ての果て、「世界」としか名付けようのない場所で尚残る、 主体的存在の最小単位としての一点。「わたし」と「あなた」。それが世界の中に在って他の何かと触れ合う時に起こる情報の波紋をmemeと呼ぶならば、則ち「世界」に於けるわたしたちの存在とは、其れに他ならない。その言葉が、或いは視線が、形のないそれらが、世界へと広がりながら改変され偏在する事、それ自体がわたしたちだ。
希薄なリアリティが露になっていく此の世界で、わたしたち自身が救済の様に必要としている、自己への解法を言葉で表すのなら即ち、 以って特定のメディアを指す訳ではなく、個人や集団を指す訳ではなく、水面の波紋の様に浮かぶ情報の流れを指して「.&meme」と名付ける事が出来るだろう。

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(或いは信じ難いことかもしれませんが)「自己の喪失こそが世界の実感である」ということは、 現代においては珍しくもないことです。
わたしたちは「自己のリアリティの欠如」という逆説的なリアルが支配する世界に於いて尚、自己の、それを相対化できるあなたの、存在を肯定し得るものを必要としています。
例えばそれは、写真であってもいい。極論するならば「写る」ということは「在る」ということ、と置き換えることが出来るからです。 ある閾値を超えて増え続ける写真、ポートレートと呼ばれる領域の拡大は、その社会の在り様の一端であるといえるでしょう。
.&memeの最初の波紋に集まったメンバーは、正にその写真を用い、ひとを主たるモチーフとして活動をおこなっています。 原理的にそのオプティカルな表層を写し留めるメディアを選択し乍らも、その内包するmemeの集積としての「無形の個」にフォーカスしようとするアプローチ。 そんなポートレートの「もうひとつの領域」を志向する本展を、ご高覧頂ければ幸いです。(主催者)

展覧会概要

期間 2014/07/29(火) 〜 2014/08/10(日)
会場・開催場所 GALLERY TOMO CONTEMPORARY
時間 12:00〜19:00
料金 無料
お問い合わせ TEL:075-585-4160075-585-4160
FAX:075-585-4160
E-Mail info@gallery-tomo.com
ホームページ http://gallery-tomo.com/

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