Exhibitions展覧会

前田は、ペインティングナイフのみで油絵具を何十層にも重ねては削ることで、継続する時間の中で交わらない境界を表現しています。

本展では「constancy of space（空間の恒常性）」と題して、「絵の具を何度も重ねることで現れる、線や面の関係とその恒常性は、絵画から空間へと延長する」ことを主張します。徹底的に温かみを排除し、多角形の中で最も単純な三角形が構成する画面からは、絵画が中心となって空間が変化することへの認識を生み出します。ぜひご高覧ください。

※本展は「ARTISTS' FAIR KYOTO 2024」（2024/3/1-3/3）のサテライト企画展です。

前田紗季

1993年福井県生まれ。2015年京都芸術大学美術工芸学科油画コース卒業。

近年の展覧会

2018 「アートフェア東京2018」東京国際フォーラム、MISA SHIN GALLERY（東京）
2021 個展「conbergence-boundary」Artist in Residence 賀茂なす（京都）
　　　「Contemporary Art Fair at HANKYU LUX -Game Changer-」阪急うめだ本店（大阪）
　　　「CAD AN ROPPONGI presented by Audi」Hills Cafe/Space（東京）
2022 個展「Accumulating as we pass by」YUKIKOMIZUTANI（東京）
2023 「Art Basel Hong Kong 2023,2024」（MISA SHIN GALLERYより出展」