Exhibitions展覧会

Bruno Mathon 展 Toucher l'ombre-影に触れる-

2012/05/22(火) 〜 2012/06/17(日)

ギャラリーなかむら 

フランス出身のアーティスト、ブルーノ・マトン氏によるドローイングを中心とした個展です。昨年は友人でもある樂吉左衛門氏との陶磁器とのコラボレーションもおこなうなど、積極的な活動を行う画家の新作作品をご紹介します。


フランス・パリ在住の洋画家Bruno Mathon(ブルーノ・マトン)氏による絵画展。
北フランス・ルーべに生まれたマトン氏は、当初は映像に携わり、1965年にはフランス国立映画センター賞を受賞します。しかし1968年の5月革命を機に創作を絵画に絞り、その後銅版画を学び、個展開催やグループ展に参加を重ねてきました。

日本においては、1993年以降、版画や油彩、ドローイングの個展を東京・名古屋・京都で開催。
2000年には第一回越後妻有トリエンナーレの招待作家としてインスタレーション作品「六つの徳の物語」を制作・設置しました。また、同タイトルの詩画集を谷川俊太郎氏をはじめとした各国のアーティストとともに制作、出版しています。
翌2001年のパリでの回顧展を区切りとし展覧会活動を中断。自らの表現を見つめなおし、これまでの象徴性・思索性の高い具象表現から、長い沈黙、思索の年月を経て、抽象的なドローイングの世界を見いだしました。
2009年より展覧会活動を再開。
そして昨年2011年には、友人でもある陶芸家・樂吉左衞門氏とのコラボレーション展「吉左衞門X Au-delà 言語の彼方へBruno Mathon ドローイング + 樂吉左衞門フランスでの作陶/花入」を開催しました。

今回は、その後この個展のために制作された、新作のドローイング・絵画作品を展覧します。

「Mathon氏の追及してきた象徴的・哲学的な思索は、具象を離れ、自由に時間と空間をよぎる線や面、点となってより純度を増しつつ、画面に空間と時間と存在を現前させています。」(佐川美術館での展覧会プレスリリースより)

「思索の人はここでも小さな苦悶の時間を乗り越え、新たな表現へと踏み込んでいる。そこには存在するもの達のいとおしき軌跡のほかに何かが加わっている。(中略)彼は決して同じところに留まることの不可能性、つまり芸術家の宿命、業を生きている」(樂吉左衞門氏/展覧会プレスリリースより)

展覧会概要

期間 2012/05/22(火) 〜 2012/06/17(日)
会場・開催場所 ギャラリーなかむら
時間 11:00~19:00
お問い合わせ TEL:075-231-6632075-231-6632
FAX:075-231-6655

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