Exhibitions展覧会
漫画家集団ぼむ「わかる人にしかわからない漫画展2」
団士郎・外村晋一郎・柳たかを・国府弘昌・ののぐちさとる・桂 南光・カワキタカズヒロ・篠原ユキオの6名で構成される漫画家集団「ぼむ」によるグループ展。「ぼむ」は産経新聞の1コマ漫画等高覧を通じて知り合ったメンバーにより昭和46年に結成されました。昨年に続いて開催される2度目の展覧会をぜひご高覧ください。
団士郎・外村晋一郎・柳たかを・国府弘昌・ののぐちさとる・桂 南光・カワキタカズヒロ・篠原ユキオの6名で構成される漫画家集団「ぼむ」によるグループ展。「ぼむ」は産経新聞の1コマ漫画等高覧を通じて知り合ったメンバーにより昭和46年に結成されました。昨年に続いて開催される2度目の展覧会をぜひご高覧ください。
ストーリー漫画は1ページ目から読み進めて行けば誰でもわかる。面白いか面白くないかは受け手の好みもあるが、よほど哲学的だったり抽象的な表現でない限り誰にでも伝わる。
しかし1コマ漫画はちょっと違う。 1枚の絵とわずかなキャプションだけで内容を把握するにはそれなりに受け手の知識量と感性が必要となる。新聞の時事漫画がその時のニュースを知らなければ何の事だかわからないのが良い例である。
だから1コマ漫画家は限られた人にしかわからないマニアックな情報を題材にすることは避けて、できるだけ多くの人に知られている話題やテーマを選ぶ。多くの人々が持っている『常識』をいかに料理して見せるかが勝負どころとなるのである。
しかしそれとは反対に、ごく一部の人しか知らないニュースやマニアックな情報を扱った作品はそれを知る人たちにはバカ受けする事が多いのも事実だ。 そういう意味では1コマ漫画はどこかでクイズ的な要素を含んでいると言えるかもしれない。 それは難解な問題を解いた時の快感にも似て自分だけがこの面白さを理解出来た…という意識が満足感につながっているのである。
今回の漫画展はそういう要素も含んで、描き手の意識優先の視点で描かれたものである。 すべての作品を理解する必要もないし無理に作品に合わせて頂く必要もないが、受け取り手それぞれの感性や知識と共鳴してどれが『面白い』と思われるのか、描き手にとっても普段とはひと味違って、とても興味深い展覧会なのである。(篠原)
展覧会概要
期間 | 2017/03/14(火) 〜 2017/03/19(日) |
---|---|
会場・開催場所 |
アートスペース余花庵
|
時間 | 10:30~20:30(最終日は18:00まで) |
料金 | 無料 |
お問い合わせ |
TEL:075-212-9793075-212-9793
FAX:075-212-9795 |
info@yokaan.com | |
ホームページ | http://yokaan.com/ |
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