Exhibitions展覧会
松陰、龍馬、新選組…「幕末維新の英傑たち」
霊山歴史館2014年初夏の展覧会では、吉田松陰や坂本龍馬、新撰組など幕末に活躍した英傑たちにスポットを当てます。彼らの遺品や遺墨、錦絵などの資料を通じ、その即席と日本の近代化への役割をたどります。また、前回の展覧会で好評だった資料の一部も引き続き展示されます。
江戸時代の京都には、幕府の出先機関に江戸から出向している者か、各藩の京屋敷に詰める藩士くらいしか、武士はいませんでした。ところが、幕府の権威が衰え始めると、国を憂い日本を守ろうと志した武士、すなわち「志士」たちが京に集結するようになります。
彼らは広く天下国家の視点で物事を論じました。そして、ある者は朝廷工作にあたり、またある者は自らの命を投げだして国事に奔走したのです。彼らは所属する藩や出身地などを越えて、互いに連絡協議し合いました。それは幕府や藩からすれば認めたくないものでした。志士たちのなかには藩の管理下から逃れるため、また藩に迷惑をかけることを恐れて、当時は重罪であった脱藩をしてまで自由な活動を求めたものも多くいました。坂本龍馬もそのひとりであり、彼は藩の枠を越え、薩長同盟の成立に尽力し、明治維新への道筋をつけました。
長州藩の吉田松陰は無名な者達が「草の根運動」によって大きな流れを作り出すことを意味する「草莽崛起論」を唱えました。そして動乱の中、その想いの強さから自らも机上で論じるだけでなく直接行動に出るようになります。松陰は安政の大獄にて命を散らせますが、彼の志は、桂小五郎(木戸孝允)や伊藤博文など、後に明治維新で活躍する若者たちに大きな影響を与えました。
今回の展覧会では、吉田松陰や坂本龍馬、そして新選組の遺品や遺墨、錦絵などの資料を通じ、幕末維新の英傑たちの足跡と日本の近代化への役割をたどります。苦難の道にありながらも、新しい時代への道を切り拓いていった彼らの姿を感じてください。
※ 前回の「黒船来航と日本の夜明け」展にて好評だった資料の一部も引き続き展示されます。
展覧会概要
期間 | 2014/05/09(金) 〜 2014/07/21(月) |
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会場・開催場所 |
幕末維新ミュージアム 霊山歴史館
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時間 | 10:00~16:30(土日・祝は17:30まで/入館は閉館30分前まで) |
休館日 | 月曜日(祝日の場合は開館) |
料金 | 大人:500円(400円) 高校生:300円(250円) 小中学生:200円(150円) |
注意事項等 | ※()内は20名以上の団体料金 ※友の会会員の方は無料(会員証をご提示ください) |
お問い合わせ |
TEL:075-531-3773075-531-3773
FAX:075-531-3774 |
office@ryozen-museum.or.jp | |
ホームページ | http://www.ryozen-museum.or.jp/ |
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