Exhibitions展覧会
東義孝 庭の見世物小屋
京都造形芸大出身で、昨年急逝したアーティスト・東義孝氏の回顧展。日本のほかニューヨークでも活躍し高い評価を受けた彼は、ひとつの画面に様々なイメージを描きこむ独自の表現に代表される、様々な絵画作品を残しました。短い生涯を駆け抜けた一人のアーティストの想いを浮かび上がらせます。
東義孝(あずま・よしたか)は、ひとつの画面の中に聖と俗、美と魂、異なる要素を混ぜ合わせた絵画を一貫して描き続けた作家でした。
京都造形芸術大学卒業後、発表の拠点を関西から東京へ移し、精力的に活躍の場を広げ、ニューヨークデビューも果たします。
しかし、昨年2010年に突然自宅で亡くなり、彼の創作は道半ばで途絶えてしまいました。
この展覧会のテーマは、タイトルでもある「庭の見世物小屋」。
東が生まれ育った家には森のような裏庭があり、庭と知らずに恐る恐る立ち入る見ず知らずの人々を幼い東は観察していました。それは東にとって、のぞき見したくてたまらない誘惑を駆り立てる「見世物小屋」のような存在であり、東が描く絵画は、そういった彼の体験から生み出された「庭」をのぞき見するような秘密めいたあやしさ、美しさと残酷さが共存する混沌を感じさせます。
この展覧会は東義孝の創造の軌跡を追う回顧展であり、発表の場を東京に移した2005年以降の作品を中心に100点余を展示します。
この一人の若いアーティストは、絵を描くために何を考え、模索していたのでしょうか。
「絵を描いて生きてゆくこと」の実践と困難を一人の画家を通じて考える機会になれば幸いです。
展覧会概要
期間 | 2011/09/28(水) 〜 2011/10/10(月) |
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会場・開催場所 |
京都芸術大学 Galerie Aube(ギャルリ・オーブ)
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時間 | 11:00~18:00(最終日は~16:00) |
休館日 | 会期中無休 |
料金 | 無料 |
お問い合わせ |
TEL:075-791-9122075-791-9122
FAX:075-791-9127 |
galerie-aube@kuad.kyoto-art.ac.jp | |
ホームページ | http://aube.kyoto-art.ac.jp/ |
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