Exhibitions展覧会
印象とアンフォルメル・具体・墨象 - 戦後の前衛
第二次大戦後、迷していた美術界の新生を目指して、革新的な運動が世界同時的に相次いで興りました。日本も例外ではなく、堂本印象は海外で日本画に抽象を取り入れた斬新な作品に挑み、海外で興隆していた「アンフォルメル」とも交流を深めるなど、美術の既成概念を打ち破る活動を繰り広げました。今回の展覧会では、印象を中心に戦後日本で展開された前衛表現の数々を振り返ります。
第二次大戦後、低迷していた美術界の新生を目指して、革新的な運動が世界同時的に相次いで興りました。
日本の伝統的な美術や書の世界においても、新しい可能性を探る試みがなされました。
中でもまず日本画において、新しい美の創造に向かって取り組んだのは堂本印象でした。
印象は、1919(大正8)年、第一回帝展に初入選して以降、伝統的な日本画の技法を駆使して様々な画題に取り組み、詩情あふれる作品を数多く描きましたが、昭和30年代になると、抽象をとりいれた斬新な日本画制作に挑みました。
洋画においては、海外で興隆していたアンフォルメル(Art infomel)との交流を含めた、吉原治良らの具体美術協会の試みが美術の既成概念を打ち破る活動として注目されます。
また書においても、森田子龍を中心に文字の造形化が試みられ、抽象絵画との関連から新たな墨象が生まれました。
ほぼ同時期に展開されたこれらの運動は、互いに影響する部分もありながら、それぞれの新しい世界を開拓したことで共通します。
今回の展覧会では、堂本印象の取り組みを中心に、アンフォルメルや具体、森田子龍の墨象の運動をとりあげ、戦後に展開された前衛的な表現の数々を振り返ります。
※9月30日(金)より、一部作品の展示替えがございます。
日本の伝統的な美術や書の世界においても、新しい可能性を探る試みがなされました。
中でもまず日本画において、新しい美の創造に向かって取り組んだのは堂本印象でした。
印象は、1919(大正8)年、第一回帝展に初入選して以降、伝統的な日本画の技法を駆使して様々な画題に取り組み、詩情あふれる作品を数多く描きましたが、昭和30年代になると、抽象をとりいれた斬新な日本画制作に挑みました。
洋画においては、海外で興隆していたアンフォルメル(Art infomel)との交流を含めた、吉原治良らの具体美術協会の試みが美術の既成概念を打ち破る活動として注目されます。
また書においても、森田子龍を中心に文字の造形化が試みられ、抽象絵画との関連から新たな墨象が生まれました。
ほぼ同時期に展開されたこれらの運動は、互いに影響する部分もありながら、それぞれの新しい世界を開拓したことで共通します。
今回の展覧会では、堂本印象の取り組みを中心に、アンフォルメルや具体、森田子龍の墨象の運動をとりあげ、戦後に展開された前衛的な表現の数々を振り返ります。
※9月30日(金)より、一部作品の展示替えがございます。
展覧会概要
期間 | 2011/08/12(金) 〜 2011/10/23(日) |
---|---|
会場・開催場所 |
京都府立堂本印象美術館
|
時間 | 9:30~17:00(入館は16:30まで) |
休館日 | 休館日:月曜日(祝日の場合は開館・翌日休館) |
料金 | 大人:500円(団体:400円) 高校・大学生:400円(320円) 小・中学生:200円(160円) |
注意事項等 | ※団体は20名以上
※65歳以上の方、身障者手帳等をお持ちの方は無料
8月は無料開放!8月2日(火)~31日(水)まで、美術館が無料開放となります。 節電対策の一環として、暑い夏を涼む「クールスポット」として、お気軽にご利用ください。 |
お問い合わせ |
TEL:075-463-0007075-463-0007
FAX:075-465-3099 |
ホームページ | http://www2.ocn.ne.jp/~domoto/plan/2011/p03/index.htm |
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