Exhibitions展覧会
有元利夫版画展
38歳の若さで夭折した画家・有元利夫。今回の展覧会では、エッチングによる銅版画作品を中心に展示します。ヨーロッパのフレスコ画と日本の古典絵画にインスピレーションを受け、生み出された独自の画風をお楽しみください。
1985年2⽉、38歳で惜しまれつつ夭折した画家・有元利夫(ありもと・としお)。
有元は1946年疎開先の津⼭市(岡⼭県)で⽣まれ、その後東京谷中に戻り、亡くなるまでその地で過ごしました。
有元は東京芸術⼤学デザイン科に進み、在学中のヨーロッパ旅⾏で⾒たフレスコ画から⼤きな影響を受けました。帰国後に制作した卒業制作「私にとってのピエロ・デラ・フランチェスカ」10点連作は芸⼤の買上げとなっています。
芸⼤卒業後、有元はデザイナーとして会社勤めなどを経験しながら、ヨーロッパのフレスコ画と、⽇本の仏画をはじめとする古い⽇本の絵画との共通点を⾒出し、そこから⽣み出した独⾃の技法によって美しい作品を数多く制作しています。
1978年には「花降る⽇」で、この作品のために作られた第21回安井賞特別賞を、1981年には「室内楽」で第24回安井賞を受賞しました。
有元が現代美術界の第⼀⼈者として活躍していた約10年間に生まれた作品は、今も⾊あせることなく私たちの⼼に語りかけてくれます。
今回の展覧会では、エッチングによる版画を中⼼に展⽰いたします。この機会に是非ともご⾼覧ください。
展覧会概要
期間 | 2012/06/23(土) 〜 2012/07/01(日) |
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会場・開催場所 |
KAHO GALLERY
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時間 | 12:00~18:00 |
お問い合わせ | TEL:075-705-2297075-705-2297 |
kahogallery@gmail.com | |
ホームページ | http://homepage3.nifty.com/kaho-art-products/kg/top.html |
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