Exhibitions展覧会
ロニスの愛したパリ WILLY RONIS展
アンリ・カルティエ=ブレッソン、ロベール・ドアノーとともに、フランスが生んだ世界的写真家のひとり、ウィリー・ロニス(1910-2009)。本展では、何必館コレクションの中から厳選したウィリー・ロニスのサイン入りオリジナルプリント約60点を展覧します。
1910年にパリに生まれたロニスは、当初は音楽家を志しますが、父の写真館を継ぐ形で写真の世界に入ります。そこから写真家として才能を発揮し、優れたルポルタージュ作品をはじめ、広告、ファッションなど多方面にわたって活躍しました。
2019年に99歳で没し、まさに20世紀の証人ともいえるロニスですが、なかでも身の回りにあるふとした日常の時間を切り取った写真には、独自のユーモアと温かさが光ります。
ロニスは「写真家はときめきを持って美しい恋人を待っているようだ」と語り、新鮮な眼差しをもって20世紀のパリの街の情景や暮らしを写しました。その一瞬が写真を通して永遠となり、色褪せることなく人々の心に寄り添い、今を生きる私たちに豊かな心と大きな感動を与えてくれます。
生涯をかけて撮影したパリの日常を、この機会にご高覧ください。
ウィリー・ロニス
1910年フランス・パリ生まれ。当初は音楽家を志すも、1937年より本格的に写真家の道へ。1947年コダック賞受賞。1951年にはアンリ・カルティエ=ブレッソンらと共にニューヨーク近代美術館(MoMA)の展覧会に作品を出品。1957年にはヴェネツィア・ビエンナーレにて金賞を受賞する。
1972年からはアヴィニョンの芸大、プロヴァンス大学文学部、および科学部の講師となり、約10年近く写真教育に専念する。
1985年にはフランス国立写真センター美術館にて回顧展が開催され、国へ作品の寄贈を発表、芸術文芸受勲者となる。1989年にはレジョン・ドヌール勲章を受け、1995年には文化功労受勲者となる。
2000年、日本初個展となる「ウイリー・ロニス展」を何必館・京都現代美術館にて開催。その後2003年にはドイツ、ライプツィヒのカメラとフォト博物館にて展示を行う。2009年、パリにて逝去。享年99歳。
展覧会概要
期間 | 2024/08/04(日) 〜 2024/10/27(日) |
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会場・開催場所 |
何必館・京都現代美術館
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時間 | 10:00~18:00(入館は17:30まで) |
休館日 | 月曜日(ただし、8/12・9/16・9/23・10/14は開館) |
料金 | 一般:1,500円 学生:1,300円 |
注意事項等 | 状況により、やむを得ず予定が変更となる場合がございます。最新情報は何必館・京都現代美術館のホームページをご確認ください。 |
お問い合わせ |
TEL:075-525-1311075-525-1311
FAX:075-525-0611 |
kahitsukan@kahitsukan.or.jp | |
ホームページ | htto://www.kahitsukan.or.jp |
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