Exhibitions展覧会

2024年春夏にオランダ・アムステルダムで開催された「World Press Photo」写真展。荘厳な教会が会場だった。©World Press Photo Foundation
2024年春夏にオランダ・アムステルダムで開催された「World Press Photo」写真展。荘厳な教会が会場だった。©World Press Photo Foundation

世界報道写真展2024京都

World Press Photo(世界報道写真展)は、オランダに本部を置く世界報道写真財団(World Press Photo Foundation)が毎年開催している「World Press Photo Contest(世界報道写真コンテスト)」の入賞作品で構成した写真展です。2024年度は、130年の国と地域、約4,000人から集まった約6万点の写真・プロジェクトのなかから、入賞した32作品を展示します。

World Press Photoは、日本でも「世界報道写真展」の名称で親しまれ、長年開催されてきましたが、2021年から開催が止まっていました。
この度、京都新聞の松村和彦氏が連載「700万人時代ー認知症とともに生きる」で撮影した写真30枚を《心の糸》のタイトルで革新的表現を求めるオープンフォーマット部門に応募、アジア地域優勝者となりました。これを機に、京都新聞が日本開催の主催者に参加し、3年ぶりに日本での「世界報道写真展」を開催します。

2024年度の「今年の写真」(World Press Photo of the Year)には、ガザのパレスチナ人フォトジャーナリスト、モハメド・サレム氏の《めいの遺体を抱きしめるパレスチナ人女性》が選ばれました。この作品は現在も続いているイスラエルによるガザへの軍事攻撃の惨状を伝えるものです。
他にも、展示作品はロシアによるウクライナ侵攻、ミャンマーの軍事政権による市民弾圧など、尊い人命が奪われ続けていることを伝えます。また、アマゾンの干ばつやカナダの森林火災、アメリカやフィジーの海面上昇など同時多発的に気候変動による環境問題が起こっていることも一目瞭然です。

この写真展は、世界各地で起こっていることと見る人がつながる場となります。会場は、かつて毎日国内外のニュースを印刷していた京都新聞ビル地下の印刷工場跡。この展覧会が写真の持つ力、報道の役割を考える機会にしていただければ幸いです。

※本展は開催資金のクラウドファンディングを実施しています。
詳細はこちら

主催:世界報道写真展2024京都実行委員会

会場・アクセス

京都新聞ビル 地下1階(印刷工場跡)

〒604-0813 京都市中京区烏丸夷川上ル少将井町239 京都新聞ビル 地下1階 →【MAP
【地下鉄】烏丸線「丸太町」駅下車、7番出口より徒歩1分

展覧会概要

期間 2024/11/30(土) 〜 2024/12/29(日)
会場・開催場所 京都新聞ビル地下1階
時間 10:00~18:00
休館日 12/15(日)
料金 無料
注意事項等 状況により、やむを得ず予定が変更となる場合がございます。最新情報は展覧会の公式ホームページ等をご確認ください。
お問い合わせ TEL:075-255-9757075-255-9757
※世界報道写真展2024京都事務局(京都新聞COM内/平日10:00~17:00)
E-Mail wpp2024kyoto@mb.kyoto-np.co.jp
ホームページ https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/1351637

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