Exhibitions展覧会
SURVIVE - EIKO ISHIOKA /石岡瑛子 デザインはサバイブできるか
1960-70年代の東京で、資生堂、パルコ、角川書店などのアートディレクター(AD)として広告界にセンセーションを巻き起こした石岡瑛子。その仕事を辿る展覧会です。
石岡瑛子(1938-2012)の制作した広告は、当時の世の中にある「女性」のイメージをこくごとく覆し、1980年代の「女の時代」到来の布石を打ちました。特に70年代、最も熱いメッセージを送り続けた一連のパルコのポスターは、カメラマン、コピーライター、モデル等との親密でありながら、緊張感みなぎるコラボレーションにより、世界も驚くほどの表現水準に高まり、広告の領域を超えて強烈なアートとして時代を彩りました。
この展覧会は、2020年12月から2021年3月まで東京のギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)で開催され、好評を博した石岡瑛子個展を、再編成し巡回するものです。
資生堂やパルコなどの広告キャンペーンの名作をはじめ、映画や演劇のポスター、レコードジャケット、自著を含めた多様なブックデザイン他、主に1980年代のニューヨークへ渡るまでの日本の仕事に焦点を当てます。
さらに、日宣美賞受賞作品や学生時代のスケッチ、制作過程の一環を垣間見ることのできる校正指示やアイデアラフなど、クリエイティブに対する情熱を伝える作品・資料を、石岡瑛子の言葉とともに展開します。
生前、石岡がマントラのように唱えていたことば、「ORIGINARITY」、「REVOLUTIONARY」、「TIMELESS」。
半世紀近い時を超えてなお、これら石岡瑛子の革命的な創造精神の破片は、私たちの心を激しく揺さぶりながら、確信を持って「目覚めなさい」とささやいています。
※会期中、関連映像の上映・関連イベント開催を予定しています。最新情報はギャラリーのホームページをご確認下さい。
石岡瑛子
デザイナー/アートディレクター。東京藝術大学卒。1961年、資生堂宣伝部入社。前田美波里を起用したポスターなどで頭角を現し独立。70年代にはパルコ、角川文庫など時代を揺るがす数々のキャンペーン、ファッションショーの演出、書籍デザイン他を手がける。80年代初頭に活動の拠点をニューヨークに移して以降は、美術及び衣装デザインなど、さらにボーダーレスに仕事の領域を広げ、舞台「M.バタフライ」でニューヨーク批評家協会賞、アルバム「TUTU」でグラミー賞、映画「ドラキュラ」でアカデミー賞を受賞するなど世界的評価を得る。作品集に『EIKO BY EIKO』『EIKO ON STAGE』、著作に『私デザイン』他がある。
展覧会概要
期間 | 2021/10/16(土) 〜 2021/12/18(土) |
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会場・開催場所 |
京都dddギャラリー
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時間 | 11:00~19:00(土曜日は18:00まで) |
休館日 | 日・月曜日、祝日 |
料金 | 無料 |
注意事項等 |
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お問い合わせ |
TEL:075-871-1480075-871-1480
FAX:075-871-1267 |
ホームページ | https://www.dnpfcp.jp/CGI/gallery/schedule/detail.cgi?l=1&t=2&seq=00000776 |
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