Exhibitions展覧会
齊藤彩 × 中屋敷智生 二人展「歩く― 彷徨の記憶をはぐくむ時間」
アーティスト、斎藤彩と中屋敷智生の二人による、「歩く」をキーワードとした展覧会です。2021年春に武蔵野美術大学芸術文化学科で開催された同じ2人によるプロジェクト「歩く-感覚と思考の交差点」の京都編として、構成を全く新たに、2人の最近作を中心に30点余の作品を展示します。
生きることにも通じる歩くこと、そのときのポジティブなさまよいは、画家が絵を描くことにも似ていないだろうか。画家たちは、日々の彷徨の記憶を反芻し、創造に置換する。歩くことで想像をはぐくみ、アトリエに帰るとキャンバスや紙の上をさらに歩きつづけるのだ。
生のままの欲動から手指を使って湧き上がるような図像を描きあげる齊藤彩と、日常の風景や光景をベースに間接的な技法を用いて抽象的な画面を作り出す中屋敷智生。この対照的な二人の画家に、なおも共通性を帯びさせているのは、おそらく二人が共に歩くときのさまよいの感覚を携えているからであろう。
見つけては過ぎ消え去っていく彷徨の記憶。歩くことと創ることは似ている、だからこそ歩き、さまよい、描きつづける。
※展覧会に合わせて、ライブドローイングとアーティストトークの開催を予定しています(状況によりオンライン配信のみでの開催となる場合があります。最新情報はギャルリー宮脇のホームページをご確認ください)
出展作家
※両作家共に、2/26(土)・2/27(日)に来場を予定しています。
斎藤彩
1981年東京都生まれ、現在横浜市在住。女子美術大学洋画専攻卒業・美術館収蔵作品賞受賞。2003年第1回フォイルアワード・グランプリ、GEISAI5 奈良美智賞。2005年第25回グラフィックアート一坪展グランプリ。リトルモアより齊藤彩作品集「だるまさんがころんだ」出版。2008年COLOR IMAGING CONTEST 勝井三雄賞。 2015年ドイツ・ライプチヒ Das Japanische Haus.e.V に滞在制作し発表。横浜市民ギャラリーあざみ野で大規模個展「齊藤彩2003~2015」。2021年女子美術大学杉並キャンパス・ガレリアニケで個展「ニケキュレーターズセレクション#5 斎藤彩展」。
中屋敷智生
1977年大阪府生まれ、現在京都市在住。2000年京都精華大学美術学部造形学科洋画分野卒業。2007年とよた美術展’07(豊田市美術館/愛知)で審査委員賞を受賞。日本国内を中心に、韓国、台湾、イギリス、フランスなどのグループ展に多数参加。アーティスト・ラン・ギャラリーや、画家同士をつないでのグループショー主宰などの企画も手掛ける。2020年には日本政府の布マスク配布を発想源に、マスクと同サイズのドローイング作品2枚を送り鑑賞してもらう郵送展「おくり Drawing Exhibition 2020」というユニークなプロジェクトを実施した。
展覧会概要
| 期間 | 2022/02/15(火) 〜 2022/03/06(日) |
|---|---|
| 会場・開催場所 |
ギャルリー宮脇
|
| 時間 | 13:00~18:00 |
| 休館日 | 月曜日 |
| 料金 | 無料 |
| 注意事項等 |
|
| お問い合わせ |
TEL:075-231-2321075-231-2321
FAX:075-231-2322 |
| info@galerie-miyawaki.com | |
| ホームページ | https://www.galerie-miyawaki.com/ |
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