Exhibitions展覧会

大山エンリコイサム個展「Scale / Effect」

アーティスト・大山エンリコイサムによる個展です。今回は238個のキューブによる作品など拡大と縮小でモティーフ「クイックターン・ストラクチャー」を表現した新作群を発表します。

大山エンリコイサムは、ストリートアートの一領域であるエアロゾル‧ライティング (*1)のヴィジュアルを再解釈したモティーフ「クイックターン‧ストラクチャー」(以下 QTS)を起点にメディアを横断する表現を展開し、国内外で注目を集めるアーティストです。
2024年1月にNADiff Gallery(東京‧恵比寿)で行われた個展では、QTSを自律するブックエンドとして三次元化し、書物とのあいだに生じる相互作用によって空間の変容を試みました。

今回、大山はかたちが同じでも大きさが違うと物体の特徴が変化する「寸法効果(scale / effect)」の概念に着目、拡大と縮小を通してQTSを表現し、再解釈しています。会場には絵画作品とともに、大型の立体作品や、絵画作品のひとつ《FFIGURATI #616》を238個の小型キューブに分解して再構成した新作の平面作品などが並び、スケール横断の効果を体現する構成となっています。

*1 ニューヨークのストリート文化から発展した、自分の名前をアートとして描画する表現文化

※本展の展示作品は店頭のみでの販売となります(オンライン販売なし)

大山エンリコイサム

イタリア人の父と日本人の母のもと1983年に東京で生まれる。2007年に慶應義塾大学卒業、2009年に東京藝術大学大学院修了。2011-12年にアジアン・カルチュラル・カウンシルの招聘でニューヨークに滞在以降、ブルックリンにスタジオを構えて制作。
これまでに大和日英基金(ロンドン)、マリアンナ・キストラー・ビーチ美術館(カンザス)、ポーラ美術館(箱根)、中村キース・ヘリング美術館(山梨)、タワー49ギャラリー(ニューヨーク)、神奈川県民ホールギャラリー、慶應義塾ミュージアム・コモンズ(東京)などで個展を開催。『アゲインスト・リテラシー』(LIXIL出版)、『ストリートアートの素顔』(青土社)、『ストリートの美術』(講談社)、『エアロゾルの意味論』(青土社)などの著作を刊行。 『美術手帖』2017年6月号を企画・監修したほか、コム デ ギャルソン、シュウ ウエムラ、JINS、アウディなどの企業やブランドとコラボレーションを実施。
2022年の大相撲1月場所では、横綱照ノ富士の「三つ揃え化粧廻し」にアートワークを提供し、話題となった。2023年3月に東京・天王洲で開催されたアートフェア「RE:FACTORY」ではアーティスティック・ディレクターを務め、多角的に仕事をする。2020年には東京にもスタジオを開設し、現在は二都市で制作を行なう。

http://www.enricoisamuoyama/

展覧会概要

期間 2024/04/05(金) 〜 2024/04/23(火)
会場・開催場所 京都 蔦屋書店
5階 エキシビションスペース
時間 11:00~20:00(最終日は17:00まで)
休館日 会期中無休
料金 無料
注意事項等 状況により、やむを得ず予定が変更となる場合がございます。最新情報は京都 蔦屋書店のホームページをご確認ください。
お問い合わせ TEL:075-606-4525075-606-4525
E-Mail kyoto.info@ttclifestyle.co.jp
ホームページ https://store.tsite.jp/kyoto/event/t-site/39613-0954560326.html

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