Exhibitions展覧会

©Fabiola Burgos Labra
©Fabiola Burgos Labra

《ニュイ・ブランシュKYOTO2024》偶然性の美学 ― Life is what happens to you while you are busy making other plans

本展は「Transmission(継承)」をテーマとする「ニュイ・ブランシュKYOTO 2024」の一環として開催する、アーティストと日本の職人、キュレーターのコラボレーションによる、リアルタイム制作型の展覧会です。

アーティストや職人は、偶然性と「交渉」している。
本展でリアルタイムに制作される作品は、アーティストや職人たちのそうした特質を物語っています。素材の性質、自らの魂、経年変化、アクシデント、コンテクストの変容、生の予測不可能性—そうしたものたちとめぐり逢う喜びを、アーティストや職人たちは見せてくれるのです。

本展では、参加アーティストが担当キュレーターに作品の制作指示を出し、日本の職人がそのノウハウを伝授することで、会期中に会場内で作品を制作する“ワーク・イン・プログレス”の手法を採っています。

環境問題や社会問題、それらに対する無関心といった危機の数々は、生物や環境、さまざまな事物に対する感受性の危機から引き起こされています。この無関心に対する処方箋として、本展ではタイトルにある「偶然性の美学」に着目します。どのようにそれが作られたかに注意を払うこと、。修理すること。劣化に寄り添うこと。摩耗や破損を歴史の一部として受け入れること―この美学は、今ここにある「物」に注意を払い、その在り様を受け入れることを示唆しています。

会期中にはトークやパフォーマンス、茶会、レセプションなどさまざまなプログラムを実施します。ぜひご参加ください。(関連プログラムの詳細は京都芸術センターのホームページをご確認ください。)

参加アーティスト・職人

ウィリアム・アナスタージ、カティンカ・ボック、メル・ボックナー、ファビオラ・ブルゴス・ラブラ、マーク・ジェフリオ、ダヴィド・ホーヴィッツ、トニー・ジュアノー、エヴァ・ジョスパン、木内俊克、ジェラルディーヌ・ロングヴィル、アリアンヌ・ミシェル、miura mai(moss studio)、森久杜志、ポーリン・オリヴェロス、斎藤アンドリュウ壮、ヤン・セランドゥール、佐保山宗美、塩見允枝子、戸田蓉子、カネコユウヒ

キュレーター

セバスチャン・プリュオ

展示デザイン

木内俊克、京都工芸繊維大学Adaptive Design & Assembly Systemスタジオ

展覧会概要

期間 2024/09/11(水) 〜 2024/10/27(日)
会場・開催場所 京都芸術センター
【9/11-9/23】ギャラリー南 【9/26-10/27】和室「明倫」
時間 10:00~20:00
※9/28(土)は「ニュイ・ブランシュKYOTO2024」スペシャル・デーのため21:00まで開館延長
休館日 9/24(火)、9/25(水)※展示替日
料金 無料
注意事項等
  • 本展は会期前半・後半で会場が変更となります。
  • 9/28(土)は「ニュイ・ブランシュKYOTO2024」の初日(スペシャル・デー)に伴い21:00まで開館延長となります。
  • 関連プログラムの日程・詳細、および最新情報については京都芸術センターのホームページをご確認ください。
お問い合わせ TEL:075-213-1000075-213-1000
E-Mail info@kac.or.jp
ホームページ https://www.kac.or.jp/events/nuitblanche2024/

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