Hariban Award 2021」の最優秀賞受賞者、タラ・クライネックの個展です。本展では代表作である「Masters Rituals」の第2章となる新シリーズ「Weston's Nudes」を発表いたします。">

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©Tarrah Krajnak, Master RitualsII: Weston’s Nudes, Hariban Awards 2021 Grand Prise Winner
©Tarrah Krajnak, Master RitualsII: Weston’s Nudes, Hariban Awards 2021 Grand Prise Winner

タラ・クライネック「Master Rituals II : Weston's Nudes」【KG+2024】

株式会社便利堂が主催する公募展「Hariban Award 2021」の最優秀賞受賞者、タラ・クライネックの個展です。本展では代表作である「Masters Rituals」の第2章となる新シリーズ「Weston's Nudes」を発表いたします。

本シリーズでクライネックは、アメリカ写真の父と呼ばれる写真家エドワード・ウェストンの写真集『NUDES』と『DARKROOM2』に焦点を当てます。ウェストンの作品を象徴する女性のヌードモデルに扮してセルフポートレートを撮影することで、写真家として、また被写体としてその写真集を書き換える試みを行いました。その中で、有色人種の女性が古典的写真の規範から切り離されていたという事実と、ウェストンの写真集に身を捧げた女性たちの顔や頭、知的貢献がいかに写真というメディアから排除されていたかという歴史を提示します。

洗練された写真技術と構成力、モチベーションによって仕上げられた本作は、彼女が所属するドイツのThomas Zander Galleryの協力によって、受賞作の8点のみならずシリーズ全18点がコロタイプによって刷り上げられました。
パンデミックの最中、2021年に開催されたHariban Awardで受賞したクライネックは、コロタイプ工房に来て、実際に職人と協働することを希望し、レジデンスは2023年6月まで持ち越されました。2週間の滞在制作はとても活気あるものとなり、ついにお披露目となった本作、ぜひご高覧ください。

※本展はKYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2024のサテライトイベント「KG+2024」の参加展覧会です。

※作家在廊日:4/14(日)
 14:00~17:00にはオープニングパーティを開催。直接作家から作品について話を聞く貴重な機会となります。
 お誘いあわせの上、お気軽にご参加ください。

タラ・クライネック

1979年ペルーの首都リマ生まれ。現在はアメリカ・オレゴン州ユージーンを拠点に活動。写真、パフォーマンス、詩の分野で活躍するアーティスト、教育者。トーマス・ザンダー・ギャラリー(ケルン/パリ)に所属。レ・ランコントール・アルルにてルイ・ロデレール・ディスカバリー賞審査員賞、ルイス・バルツ研究基金賞(ル・バル、パリ)、ハリバンアワード最優秀賞(便利堂、京都)を受賞。2020年には、MoMAの年間写真集トップ10に選ばれ、ApertureのFirst Book Awardの最終選考に残った初の写真集『El Jardín De Senderos Que Se Bifurcan』(DAIS 2021)で、デューク大学ドキュメンタリー研究センターのドロシア・ラング=ポール・テイラー賞を受賞。その後、『Master Rituals II: Weston's Nudes』(TBW 2022)と『RePose』(FW Books 2023)を出版。

https://www.tarrahkrajnak.com/

展覧会概要

期間 2024/04/13(土) 〜 2024/04/29(月)
会場・開催場所 LOAF- Laboratory of Art and Form
時間 10:00~17:00
料金 無料
注意事項等 状況により、やむを得ず予定が変更となる場合がございます。最新情報はギャラリーのホームページをご確認ください。
お問い合わせ TEL:075-585-5147075-585-5147
E-Mail haribanaward@benrido.co.jp
ホームページ https://www.loaf-jp.com/

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