Exhibitions展覧会
木村 克朗 展「LAVOR’ACQUA」
画家・木村克朗さんの個展です。フレスコ画法に基づき現代の新素材を使用し表現、徹底した下地造りの後に立ち現われる世界は透明感があり美しく味わい深い品格があります。ぜひご高覧ください。
自然界は常に千変万化な営みをもって語りかけてくる。荒れ狂い、自然の強さをこれでもかと人間に対し挑んでくる。かと思えば、静寂な時の流れとして日常にさまざまな心の揺れと落ち着きを味わせてくれる。言うまでもなく、四季それぞれの体感と共存し、多くの恩恵に預かってきた。その様は、時空間の移りゆく姿に足を止め、耳を傾け、触れ、そして無言劇のように心のバイブレーション(振動)となって、悲喜こもごもな状態にさせる不思議なエネルギーに出会わせてくれる。その記憶を残す行為が、私の表現の源になっていることは間違えない。その“場”に起こる状況は、すべてに於いて必然というシステム機能を持ち備えており、いかなる人工物よりも美しい。時空の揺らぎに生じる物質の変化を、造形要素を通し同一画面に置く(又は重ねる)行為を繰り返している。意識と無意識の身体感覚を同居させ、消失と出現の狭間にあるフォルムの戯れにまかせ、自立する絵画表現を試みる。その試みとして、昨今、言語(カリグラフィー)をモチーフに、日本古来からの「ひらがな」(日本独自のアルファベット)の重層により出現する空間探究の日々である。(木村)
木村克朗さんの個展です。木村さんは芸術をいつも熱く語られエネルギーのかたまりのような方。そして自分の制作には決して妥協しない厳しい作家。現在の若い作家たちもその姿勢には大いに刺激を受けてほしいものです。フレスコ画法に基づき現代の新素材を使用し表現、徹底した下地造りの後に立ち現われる世界は透明感があり美しく味わい深い品格があります。ぜひご高覧ください。
木村克朗
1941 岡山県津山市に生まれる
1967 東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業
(安宅賞 卒業制作買上げ)
1969 同大学院修了、渡伊(ミラノ国立ブレラ美術学校)
1975 帰国
現在 京都造形芸術大学客員教授
東北芸術工科大学非常勤講師
金沢美術工芸大学非常勤講師
個展・グループ展多数
展覧会概要
期間 | 2018/06/19(火) 〜 2018/07/01(日) |
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会場・開催場所 |
ギャラリー恵風
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時間 | 12:00~19:00(最終日は18:00まで) ※月曜定休 |
料金 | 無料 |
お問い合わせ |
TEL:075-771-1011075-771-1011
FAX:075-771-0358 |
g-keifu@hotmail.co.jp | |
ホームページ | http://g-keifu.com/ |
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