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© Samuel Bollendorff
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サミュエル・ボレンドルフ「人魚の涙」【KYOTOGRAPHIE2022】

KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2022のメインプログラム。フランスのフォトジャーナリストでドキュメンタリー映画作家のサミュエル・ボレンドルフによる展覧会です。今回は環境汚染に焦点を当てた作品「人魚の涙」と「Contaminations」を中心とした展示を、水に関する展示を行っている琵琶湖疏水記念館と蹴上インクラインを会場に行います。

展覧会のタイトルにもなっている「人魚の涙(仏題:Les larmes de sirènes)」とは、海に漂ううちに細かいビーズ粒のようになったマイクロプラスチックの別名。魚が餌と間違えて食べてしまうことで成長や繁殖、ひいては食物連鎖全体に悪影響を及ぼすため、海の環境破壊原因として問題となっています。ボレンドルフは2019年には本展のサポートを務めるagnès b.のデザイナー、アニエスベーことアニエス・トゥルブレが設立したフランス初の海洋環境保全に取り組む公益財団法人Tara Océan財団の科学探査ミッションに加わり、「人魚の涙」シリーズを制作しました。

また、「Contaminations」シリーズでは、2018年に彼が世界一周の旅を経て制作した、化学、鉱業、原子力産業など、21世紀に人間によって汚染された世界各国の地域を題材としたものです。この作品のなかでボレンドルフは、何十年、何百年にもわたって生物の生息に適していない地域に変えてしまった、救いようのない産業汚染の事例を取り上げています。

サミュエル・ボレンドルフ

1974年生まれ。1999年から2010年までOeil Public Agencyのメンバー。ルイ・リュミエール校で写真技術を学ぶ。パリの美術学校で学び作品の形式美についてより造詣を深め、審美眼を身につける。その後フリーランスのフォトグラファーとしてドキュメンタリー作品を発表。病院、学校、警察、刑務所などの社会問題のほか、環境汚染など目に見えない問題にも取り組んでいる。

会場・アクセス

琵琶湖疏水記念館

〒606-8437 京都府京都市左京区南禅寺草川町17

【地下鉄】東西線「蹴上」駅下車、徒歩7分
【市バス】5号系統「岡崎法勝寺町」下車、徒歩4分/京都岡崎ループ「南禅寺・疎水記念館・動物園東門前」すぐ

蹴上インクライン

〒605-0044 京都府京都市東山区東小物座町339
【地下鉄】東西線「蹴上」駅下車、徒歩約7分

展覧会概要

期間 2022/04/09(土) 〜 2022/05/08(日)
会場・開催場所 琵琶湖疏水記念館
時間 9:00~16:30(入場は16:00まで)
休館日 4/11(月)、4/18(月)、4/25(月)、5/2(月)
料金 無料
注意事項等
  • 新型コロナウイルス感染症拡大防止のため、来場の際はマスクの持参・着用、手指の消毒、検温、他の来場者との距離の確保等にご協力をお願いいたします。
  • 入館時には、別途「新型コロナ安心登録カード」が必要です。
  • 混雑時には、状況により入場制限等を行う場合がございます。
  • 状況により、やむを得ず予定が変更となる場合がございます。最新情報はKYOTOGRAPHIEの公式Webサイト、Twitter・LINEの公式アカウント等をご確認ください。
お問い合わせ TEL:075-708-7108075-708-7108
E-Mail info@kyotographie.jp
ホームページ https://www.kyotographie.jp/exhibitions/2022/samuel-bollendorff/

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