Exhibitions展覧会

ヨルク・シュマイサー銅版画展「絵の中の文字/文字の中の絵」

世界的に知られる銅版画家、ヨルク・シュマイサーの作品展です。本展ではシュマイサ―作品のうち「日記」シリーズに注目し、全18点のうち14点を一堂に展示。併せて、「日記」シリーズに近い絵に文字を書き込んだ構造の作品約30点を展観します。

ヨルク・シュマイサーの作品には、絵の中に文字が書き込まれたものがしばしば見られます。その代表作が「日記と○○」と題されたシリーズ作品です。
「日記」シリーズの画面上には、繊細な絵とともにびっしりとおびただしい数の文字で日記が書き記されています。しかし多くの場合、シュマイサ―の画中日記は文字というよりも一種の造形要素として見られてきました。文字でありながらほぼ読まれないままとなっていたのです。

本展ではそんなシュマイサ―の画中日記の読解を試みました。
文字が絵の上に重なっている、書体の癖が強い、そもそも文字が極小であるなど、解読は非常に困難を極めましたが、それでもいくつかの作品の日記を読み解くことに成功しました。

その結果、絵と交差する文字は、単なる視覚的な効果ではなく、作者の時間と経験を伝えるもう一つの層となっていることがわかりました。シュマイサ―の記した言葉が、作品を見ることを開く鍵となっていたのです。

本展は、シュマイサ―の作品鑑賞に新しい展開をもたらし、その芸術の核心に踏み込む決定的転回をもたらす機会となります。ぜひご高覧ください。

ヨルク・シュマイサー

1942年ポメラニア(当時ドイツ領、現ポーランド)生まれ。ハンブルク造形美術大学にてパウル・ヴィンダーリッヒに師事、助手を務める。
1966~73年には毎夏、中東・ギリシャの考古学発掘調査隊に記録・製図画家として参加。1968年に京都市立美術大学(現・京都市立芸術大学)大学院に留学。1978年キャンベラ美術学校(現・オーストラリア国立大学)版画科主任教授(~97年退職)。1989年京都精華大学版画科教授に招聘。2002年京都市立芸術大学版画科教授(~08年退職)。
その他にも世界各地でフェロー、招待芸術家として滞在制作を実施。世界各地での経験を版に刻んだことから「旅する版画家」とも称される。
2012年オーストラリア・キャンベラにて逝去。
作品は大英博物館、フランス国立図書館、ニューヨーク近代美術館等に収蔵されている。
ギャルリー宮脇では生前より個展を開催し、本展が7回目の展覧会となる。

展覧会概要

期間 2026/04/17(金) 〜 2026/05/03(日)
会場・開催場所 ギャルリー宮脇
時間 13:00~18:00
休館日 4/22(水)
料金 無料
注意事項等
  • 初日4/17(金)はあらかじめご予約をいただいた方のみ入場いただけます。
  • 状況により、やむを得ず予定が変更となる場合がございます。最新情報はギャラリーのホームページをご確認ください。
お問い合わせ TEL:075-231-2321075-231-2321
E-Mail info@galerie-miyawaki.com
ホームページ https://www.galerie-miyawaki.com/

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