Exhibitions展覧会

Exhibition2020 マスク

新型コロナウイルス感染拡大防止策として今や必須の存在となったマスク。この「マスク」という存在にフォーカスを当てた企画展です。

新型コロナウイルスのよる非常事態宣言発令の影響により、今や、老若男女を問わず、道行く人々ほとんどといっていいほど、顔面半分を覆った人間で溢れています。

元来「Mask(マスク)」の原義は、「Masque(道化者)」を語源とし、「正体を覆い隠す」を意味する言葉でした。顔面に直接、彩色、コラージュで仮装したピエロ(道化者)を思い浮かべれば納得ができます。

しかし、今巷で使われているマスクは、当初、防毒、防具の意味合いで使う面が優先されてきていましたが、最近では、自らの感染防御はもとより、他人への感染を防ぐという意味から装着義務が強制的力を持ち始め、その結果マスクに対して、一般市民の不評・不寛容意識さえ感じ始め出している現状があるのではないでしょうか?
とりわけ、単色の白、真四角、長四角の定番形状はなんとも、無表情・無人格・無機質の象徴のように感じられます。

最近ようやく、一見して微笑むような、自分デザイン、自製形体のマスクを見かける機会が増えてきたように感じます。

完全克服は、無理であり、今やコロナとの共生の道が最大課題であり、単年度の解決は不可能と予測する専門家さえいます。そのなかで私たちアートに関係するスタッフは、マスクを「守備防具」としてだけなく外側に向かって元気力を発信する「攻撃防具」として捉えました。そして、コロナの終息状況の如何にかかわらず、ハンカチチーフのように常時携帯するマスク(面・仮面・覆面)のデザイン・形状の公募を行い、公開展覧会を通じて社会に提案をすることで、この状況への一助を果たせればとこの展覧会を企画しました。
この機会にぜひご高覧ください。

出展者

Art duo 御目文字/貴志在介/北村香織/久保直美/KOTONAO/Shu KONISHI/John Einarsen/関 直美/宗 由美子/ツツミ アスカ/中島由紀/廣田聡一郎/藤原拓也/伯耆正一/細馬千佳子/Mario Francesco Manfredini/宮川 光/宮崎えいじ/ヤマゲン イワオ/山崎 良/山田裕子/山本新太郎/山本直毅/若林 亮/渡辺大輔/Bernard Misgajski/Christof Kraft/Enrico Pense/Iris Vitzthum/Kerstin Borchardt/Terri Broughton

展覧会概要

期間 2020/09/11(金) 〜 2020/09/25(金)
会場・開催場所 ギャラリー悠玄
時間 12:00~19:00
休館日 月曜日
料金 無料
注意事項等 ※新型コロナウイルス対策のため、ご来廊の際には、マスクの着用・咳エチケットなど感染予防対策へのご協力をお願いいたします。
お問い合わせ TEL:075-525-2410075-525-2410
FAX:075-525-2201
E-Mail yugen@sherry-club.com
ホームページ https://www.facebook.com/ギャラリー悠玄京都-212058672759808/?modal=admin_todo_tour

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