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ならや文化サロン2020【オンラインセミナー】『美味しいお煎茶のいれ方講座』杉本家ゆかりの茶園 -宇治松北園茶店の茶葉で-

杉本家は、初代新右衛門が1743年に創業し、京呉服を仕入れて関東地方で販売する「他国店持京商人」として繁栄をした商家です。明治の終わりには、商いのベースとしてきた下総国(現在の千葉県)の佐原と佐倉の店を、陳列場形式の店舗に改装し、後に百貨店に発展させて財を築きました。
杉本家が四条烏丸からほど近い現在の綾小路新町西入ルに居宅を構えたのは、1764年(明和元年)のこと。それからちょうど100年が経った1864 年(元治元年)、禁門の変(蛤御門の変)に伴う大火により母屋が消失し、現在の家屋が再建されたのは、1870年(明治3年)第6代当主新左衛門為賢の頃でした。

その6代目が、宇治木幡で松北園という製茶業を営んでいた松尾家から小枝を嫁に迎えたことから、後に杉本家が一時その経営を担うなど、強い縁戚関係が生まれました。それが現在の松北園茶店です。松北園茶店は、その製法を守り現在に伝えている高品質の宇治茶が、「日本茶アワード」や世界の優勝な茶葉を集めた品評会「グローバルティー ・チャンピオンシップ」で数々の受賞を誇り、日本を代表する名茶店です。

この講座では、株式会社松北園茶店 代表取締役社長の杉本剛氏をお招きし、宇治茶にまつわるお話と共に、松北園茶店の茶葉で美味しくお煎茶を淹れるコツを教えていただきます。お話の聞き役は、杉本家10代目当主で料理研究家の杉本節子が務めます。


※このイベントはオンライン配信での開催です。会場に直接足を運ぶ必要はございません。遠方からもご参加いただけます。
※予約申込・詳細はこちらからご確認ください。→ イベント特設ページ

登壇者

講師:杉本 剛

株式会社松北園茶店代表取締役社長。日本茶インストラクター。日本茶鑑定士。
1968年生まれ。1985年に米国ハワイ州カウアイ郡カウアイ高校に交換留学。立命館大学国際関係学部卒業後、広告制作の仕事を経て、1996年に家業の株式会社松北園茶店入社。2011年より現職。京都府茶協同組合の理事、日本茶鑑定士協会の幹事長も務める。

聞き手:杉本 節子

料理研究家、杉本家10代目。財団法人奈良屋記念杉本家保存会常務理事。
父でフランス文学者の杉本秀太郎が所有していたフランス雑誌で、フランスの食卓の写真を目にしたことをきっかけに、京都文教短期大学家政学部を卒業後、大阪あべの辻調理師専門学校でフランス料理を学ぶ。その後、東京でフランス料理研究家のアシスタント、料理書の編集者を経て、杉本家の保存活動のために帰郷した。現在は保存会運営の中核を担いながら、京の食文化に関する料理教室やテレビの料理番組などで活躍する。おばんざいのほか、 西洋・中華惣菜など料理ジャンルは幅広い。

アートイベント概要

日時 2020/10/24(土)14:00~15:00 ※オンライン配信
料金

一般:2,500円/保存会会員:2,000円
※このイベントは事前申込が必要です
詳細・申込についてはこちら

会場・開催場所 杉本家住宅
※オンラインイベントのため、会場に直接お越しになる必要はございません。
お問い合わせ TEL:075-344-5724075-344-5724
E-Mail narayakinen@sugimotoke.or.jp
ホームページ http://www.sugimotoke.or.jp/

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