Art Eventsアートイベント
第21回宇髙青蘭能之会
能楽シテ方五流派の一つで、 唯一京都を本拠地とする金剛流の能舞台「宇高青蘭能之会」が4年ぶりに開催されます。
「宇高青蘭能之会」は、能楽師兼能面師というユニークな立場で活動してきた宇髙通成が立ち上げた能楽会です。2020年に通成が逝去したことで休止となっていましたが、この度、通成の長男・竜成と次男・徳成が亡き父の志を継ぎ、共にシテ方を勤める新体制で開催します。
また、本会では通成の長女で能面師の宇髙景子による新作の能面「孫次郎」を披露します。能面師としての父の薫陶を受けた景子は、能楽師の立場にそって繊細かつ大胆な動きや心情を表す面づくりを得意としています。「孫次郎」は、金剛流に伝わる代表的な女面で、若くして亡くなった妻の面影を写したもの。主演目『半蔀(はしとみ)』が描き出す、源氏物語の儚く優美な世界を映し出します。
三姉弟全員が能楽師・能面師という能楽の世界でも非常に稀な繋がりを活かし、新たな一歩を踏み出す機会となります。この機会にぜひご高覧ください。
演目
舞囃子「藤戸」
源平合戦に勝利した源氏方の武将、佐々木盛綱に勲功目的で殺された漁師の悲哀が、親子の情愛の深さと共に描き出された演目。
能「半蔀」
源氏物語の一節、光源氏と夕顔の君の悲恋を基とした演目。夕顔の花の可憐さに儚く逝った夕顔の君のイメージを重ねた、しっとりとした優美さが際立つ。
アートイベント概要
日時 | 2023/10/14(土)13:30~16:00(開場12:30) |
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料金 | SS席:12,000円 |
会場・開催場所 | 金剛能楽堂 |
注意事項等 | 状況により、やむを得ず予定が変更となる場合がございます。最新情報は公演ホームページをご確認ください。 |
お問い合わせ | TEL:075-441-4222075-441-4222 |
info@tatsushigenpkai.com | |
ホームページ | https://teket.jp/1133/23945 |
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