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Nabowa & 長谷川健一 Wインタビュー

Nabowaが初のうたものアルバム「Duo」をリリース!Port of Notes・岩崎慧 (セカイイチ)・次松大助・小池光子・長谷川健一を迎えた本作は、Nabowaの紡ぐ音色とゲストアーティストの歌声が融け合う力作だ。そんな「Duo」のリリースを記念してNabowa&長谷川健一の合同インタビューを実施した。Nabowa"初"合宿レコーディング、共に京都を活動拠点とする彼らの"初"共同作業と、初物尽くしの連続の末に完成した「Duo」、その制作の裏側をどうぞ!

初の"うたもの"メインのアルバム
「今回は合宿をしたんです」

――今までもボーカリストとのコラボレーション作品はありましたが、今作は初めて"うたもの"を中心に打ち出した作品になっていますね。

景山奏(ギター) 去年「Nabowa」というアルバムをDIYで制作して、今できることを全部出し切った達成感があったんです。その達成感のすぐ後に、次の作品にとりかかって果たしていいものができるのかと思ったんですね。頭のスイッチを切り替えるために、違う方向で作ってみたいと思って。そこでゲストを呼んで歌モノのアルバムを作ってみようとなりました。

――ゲストのアーティストはどのように選ばれたのですか?

景山奏 僕たちの好きなアーティストさんに声を掛けました。

川上優(ドラム / パーカッション) 一言で言うとそんな感じですね。この人たちと一緒にやりたい、お願いしたいと思って。

――レコーディングはどのように進みましたか?

景山奏 一曲ずつやり方は違ったんですが、大体は元からボーカルのメロディーも基本は僕達が作って、バックの楽器も録音して、「こういう感じで」と楽曲をお願いしました。「それではキーが違うので歌えません」って録り直すことも多かったですね。

山本啓(ヴァイオリン) 優くんを中心にレコーディングも自分たちでやることを大事にしているんですけど、今回は合宿をしたんです。よかったですね、合宿。

川上優 福井の日本海側まで行って、音楽スタジオではなくて普通のログハウスを借りて、2週間の合宿を3セットやったんです。1月、2月、3月と。1月は曲作り、2月3月でレコーディングを進めていったんです。なかなか、ずーっと四人だけで、同じ飯を食べて、同じ時間に起きて。起きているときは音楽とお風呂とご飯くらいしかやってないわけですよ。そとは"ゴーーッ"と荒れ狂う日本海ですから(笑)そういう娯楽もトランプくらいしかない中、朝9時に起きて、夜12時に寝る規則正しい生活をやって。そうして僕らのパートは全部録り終えました。小池光子さん、Port of Notesの小島大介さんには現場に来てもらって一緒にレコーディングをやりました。
同じご飯を食べて、同じリズムで生活をしていると音も密になっていく感覚は面白かったですね。今までは日常生活の中で時間をとって、レコーディングを進めていたのもありますし。

山本啓 作っているサイドからしたら、今作は一体感が前作よりあるかなと思ってまして。そういう生活部分もしっかり反映されるんだなあというのはありますね。二週間っていったら14日間なんです。その14日間をバラバラにやっていたらどうなったかなあって。例えば週に二回集まるのってけっこう大変なんですよ。そうすると、14日分集まるのに7週間かかるんですよ。これってけっこうな期間だし、この間になんやかんやあるんですよ。同じ14日という日数をかけても、いつも通りのやり方だと今作のような密度は生まれなかったと思いますね。次からも今作のような方式をとっていこうかなと思いますね。

山本啓 でも…なんか、娯楽はもう一個くらいあってよかったかもしれんな?(一同笑)

堀川達(ベース) 別にトランプくらいでええんちゃうかな?

山本啓 トランプとUNOみたいな。毎回ご飯食べ終えた後に、洗い物を誰がやるか決めるために大富豪やってたんですよ。最後の方は新ルールのオンパレードやったよね(笑)各自カードを出す"クセ"とかもわかるよになってきて。合宿をしたことで個々の性格が前よりもわかったような気がしますね。

――合宿ではご飯もご自分たちで作られてたんですか。

堀川達 リズム隊三人が一緒に録ることが多くて。その間はヴァイオリンが何もしていないから、ご飯を作って待ってる状況が多かったです。

山本啓 ヴァイオリンの音ってマイクとかに被っちゃうんで。僕はお母さん的な、「ご飯できたでー」って。

―― 一番おいしかったメニューは?

山本啓 今回面白かったのが、パンケーキ。朝にパンケーキを作ったんですね。そしたら料理を全然しない奏くんがパンケーキをマスターして、毎日パンケーキを作ってくれましたね(笑)あれ面白かったねえ。

堀川達 何とかの一つ覚え…(笑)

景山奏 全然…何を言ってるんですか(笑)

山本啓 他の三人は飲食店でアルバイト経験があるので各自作れるんですね。優くんは和食系、達はカレー、僕はイタリアンとか。唯一飲食店の経験がない景山くんが作ってくれたパンケーキはおいしかったですよ。
あと、栃木県に行ったときに、お客さんにお米を20キロもいただきまして、これはありがたかったですね。

うたうたい、長谷川健一とNabowa
「歌詞は小学校3年生くらいのNabowaをイメージして書きました」

――ハセケンさんとのレコーディングはどのように進んでいったのでしょうか。

景山奏 ハセケンさんとは最初にデモを作って、同じ京都ということもあって、コミュニケーションを取りやすいのでキャッチボールしながら作りました。最初に僕達が「こんなんできました」と投げかけたのに対して、ハセケンさんにアレンジを加えて返してもらう。それに対して僕たちがそれを踏まえた上でアレンジする。ねりねりしながら作った感じですね。

――ハセケンさんはこのお話が来たときの心境は?

長谷川健一 光栄でしたよ。ボーカリストとして活動をしてきたわけじゃなくて、自分で曲作って歌ってと完結した世界観で活動してきたんです。そういった人間ってあまり他所から誘われたりしないんですよ。自分で作曲も歌もしているような"色"がある人を誘うっていうのは珍しいんじゃないかなと思って。そこを踏まえた上で誘ってくれたのは嬉しかった。
自分だけで終わっていた世界が一緒にやってどう変わるかも楽しみやったし…楽しいばっかりですよ(一同笑)
マイナス要素なかったですね。不安も全然なくって。歌詞は小学校3年生くらいのNabowaをイメージして書きました。

一同 おーー!

山本啓 それ知らんかった・・。

長谷川健一 そうなんですよ。子供のNabowaをね。それを成長して、思い返しているような。

――小学校3年生の時は皆さんどのような子供でした?

川上優 えー…ドブとかに落ちてたかな(笑)

山本啓 僕はダイの大冒険にはまりまくってて。俺はダイになりたいと思ってましたね(笑)
ちょうど四年生の時に転校して奏くんに知り合ったんですよ。だから歌詞で書いてもらった頃ですよね。

――なぜ小学校三年生のNabowaを歌詞に書こうと?

長谷川健一 最初にもらったテーマが、「赤とんぼ」であったり、「慕情」であったり、そういうキーワードをもらっていたんですね。そこから膨らませていくと、四等身くらいのNabowaが浮かんでね(笑)

山本啓 歌詞できるの早かったですよね。むちゃくちゃびっくりしました。

長谷川健一 早かったねー。もらって3,4日後にだいたいできてるよって。普段はゼロから書いているのでお題をもらって書くのってこんなに違うんだなって新鮮でしたね。

山本啓 やっぱり、そっちの方が難しいですか?

長谷川健一 多分、普段のほうが抽象的だったり、独りよがりだったりの部分は強いかもしれないですね。テーマがあると、そこから離れないように書くから、はっきりしたものができやすいんじゃないかなって思いますね。

山本啓 うーん、なるほど。それはそうかもしれないですね。

――CDを買われる方は、歌詞にも注目ですね。

長谷川健一 そうですね、ぜひ。漢字多いですけど(笑)

山本啓 僕らも読めへんのいくつかあった(笑)

――Nabowaの皆さんにとってハセケンさんとの出会いはいつだったのでしょう?やはりライブを見てでしょうか。

川上優 実は10年前に学生の時のバンドで、一緒に共演したんですよ。そんときから大好きですね。京都のアーティストだったら絶対彼を誘いたいと昔からあったので、今回アルバムを作るにあたって最初に名前が出てきたのがハセケンさんでした。そして声をかけてみると快諾してくれて。嬉しかったですね。

山本啓 ほんとに、文字通りの快諾でしたね。

川上優 去年、一昨年もちょいちょい京都のライブでご一緒させていただいていたので、その流れで一曲参加してもらえることになりました。

――曲を作っていくうちに見えてきたお互いの一面ってありますか?まず、ハセケンさんから見てNabowaの皆さんはどのように?

長谷川健一 ストレートな人たちだなと。人間的にも音楽に対する姿勢にも、出来上がってくる音楽もすごく真面目というか。真面目ってなんかつまんない感じに聞こえちゃいますかね?(笑)

山本啓 そんなことないですよ(笑)

長谷川健一 すごいまっすぐな感じで。一生懸命だし。

――Nabowaの皆さんから見て、ハセケンさんはどのような人でしたか?

山本啓 多分、各自違うと思うけど、僕はいい時間を生きている人やなと思いましたね。喋り方一つにしても、"長谷川さん時間"が流れてるんですね。歌を歌ってはるときとか、時間の流れ方が違うんですよね。一緒にやらさせてもらって落ち着く人やなあと思いました。

川上優 独自の世界観はひとりでやられているのもあって確固としたものがあるんじゃないでしょうか。それは普段話しているときにも感じて、ハセケンさんの世界を持っているなあと。時間に吸い込まれていくんですよね。

山本啓 ハセケンさん相手に早口で喋れへんような。

川上優 ハセケンさんに対して、「イエーーイ!」とかやろうって思わないじゃないですか(笑)(一同爆笑)

川上優 やっぱりハセケンさんに持ってかれていく感覚はありますよね。

長谷川健一 早くしゃべると噛むねん(一同笑)

川上優 いいお兄さんですね。

――先日の大文字音楽祭では5人で新風館のステージに立たれましたが、ライブでやられていかがでしたか。

川上優 何の心配もなかったです。

山本啓 超スムーズやったね。

川上優 コラボでやるときはすごい緊張するんですけど、ハセケンさんとやっているときは緊張しなかったですね。一番自然にやれているかもしれないです。曲を作っている過程でコミュニケーションをとって作れたので、いい曲ができたなっていう満足度も高いので、そういう自信もあって自然にできたのかなと思いますね。

――ハセケンさんは一緒にライブをやられてどうでしたか。

長谷川健一 最初は正直、人とやることに慣れていないので、どうかなとは思ってました。場所によって近さとかも違うし、テンションもその日によって違うし。初めてライブでやったときはあっという間に終わっちゃいました。この間の新風館は、(一緒にやるのが)二回目かな。割りと落ち着いてできたかなあ。やっていて気持ちよかったし、うん。楽しかったなと。

『DUO』について
「今回のコンセプトとしては大成功ですね」

――アルバムのお話に戻りますが、ズバリ完成した際の感触はいかがでしたか?

山本啓 いろいろもらったなという感じがします。目的であった意欲、アイデア、やり方とか、持っている力を出し切るというよりも得るもののほうが大きかったと言えますね。

川上優 すごい次に繋がる作品になりましたね。今でももう次のやつを作りたいという意欲が湧いていますね。また来年制作すると思いますけど、今度は全曲インストでアルバムを作りたいなと思っていますね。そこまでのビジョンが今作を作り終えた後に明確になってきました。今回のコンセプトとしては大成功ですね。

――曲順はどのように決められましたか?

ふふふ(一同)

川上優 いつもあーだこーだ言って小競り合いなるんですね(笑)フルアルバムを作るときは個々の楽曲というよりも、12曲の中の物語をある程度作っていきたいんですけど、今回は一曲一曲単位で作っているので、繋がりはあまり意識してなかったんです。最終的にこの八曲を並べてこの曲順にしました。あとで聴き返してみると、アルバムの流れができていて、かなりハマった曲順だと思います。

堀川達 ぼくは最初反対してたんです。多数決で決めたんですけど、あらためて聴いてみたら悪くないなと(笑)

川上優 いつも迷うところですね。曲順に関しては。

――オムニバス形式のアルバムって、それこそ一曲一曲が別々になっているアルバムが多いなと思うんです。でも、「DUO」を聴いてみると「あれ、いつの間にか終わってた」と思うくらいきれいに聴けました。

山本啓 逆に今までの楽曲に似ないようにはしましたね。最初作っているときに「これってこの曲でやってるしやめとこ」ってなるのが今回は特に多かったですね。声も違うし。

川上優 ボーカリストが普段やっていない要素をなるべく出したいなと思っていて。それは一曲一曲で考えてやりました。

――ちなみに「また明日」でやってみたことは何ですか?

川上優 歌と歌との間に数分ほど歌っていない部分があるんですけど、そういうのはハセケンさんテイストじゃない部分としてあえて入れてみたところですね。
"ハセケンさんぽくないところ"を編曲するときに考えてやりました。

堀川達 まず、僕たちが作ってたやつをハセケンさんに提出したんです、ハセケンさんっぽくないやつにして。そしたらハセケンさん節になって返ってきましたね。その後また擦り合わせて作っていきました。

山本啓 さっきの話のハセケンさんの人間性、すーっと引き込まれる感じで。楽曲に関しては、Nabowaサイドの"Nabowa時間"っていうのもあると思うんですけど、うまくそこを出さないとという部分もね。多分、"長谷川健一さん"という人が「また明日」を作ると、長谷川健一さんの曲になると思うんですね。今回に関しては一緒にやろうというので工夫しました。アレンジも楽しかった。歌が乗ってみて、「ああ、大丈夫や」ってなりました。

――さて、そのアルバムをリリースしてのツアーが始まりますが、ライブではゲストアーティストの登場なんかも期待していいでしょうか?(笑)

山本啓 ちょいちょい(笑)

川上優 Nabowaのツアーなので、たとえそこにゲストがいなかったとしても、それらの曲ができるアレンジはしていきたいなと思っています。ツアーに向けてスタジオで練っているところです。楽しみにしていてください。

――今日はありがとうございました。

インタビューご協力店

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Phone: 075-211-8580
http://www.japonica-cafe.com
http://www.japonica-music.com

CD情報

収録曲
1.つばめ
2.つかのま feat. Port of Notes
3.祭りが終わる前 feat. 岩崎慧
4.ルードレディオ
5.枇杷に捧ぐ feat. 次松大助
6.雨と虹
7.Searching feat. 小池光子
8.また明日 feat. 長谷川健一

ライブ情報

Nabowa
タワーレコード京都店(インストアライブ)
2011年9月16日(金)@タワーレコード京都店
start 17:00
出演:Nabowa
入場無料

Nabowa New Album「DUO」Release Tour『ナボワのライブ』
2011年10月7日(金)@京都磔磔
open 18:30 / start 19:00
出演:Nabowa
ゲスト:長谷川健一 / コイチ(Sawagi)
adv:3,000yen / door:3,500yen
※ご入場の際、別途ドリンク代(600yen)が必要となります。
発売取扱:
チケットぴあ(0570-02-9999/Pコード:143-671)
ローソンチケット(0570-084-004/Lコード:55782)
CNプレイガイド(0570-08-9999)
e+(http://eplus.jp)
JAPONICA Music Store(075-211-8580)
info:
YUMEBANCHI
TEL:06-6341-3525
www.yumebanchi.jp

長谷川健一

Ur-ism vol.16@京都アバンギルド
2011年9月22日(木)
open 18:30 / start19:30
出演:長谷川健一 / chori / みかとやす
adv.2000 yen with 1drink / door.2300yen with 1drink

最新CD情報

収録曲
1.つばめ
2.つかのま feat. Port of Notes
3.祭りが終わる前 feat. 岩崎慧
4.ルードレディオ
5.枇杷に捧ぐ feat. 次松大助
6.雨と虹
7.Searching feat. 小池光子
8.また明日 feat. 長谷川健一

ライブ予定

Nabowa
タワーレコード京都店(インストアライブ)
2011年9月16日(金)@タワーレコード京都店
start 17:00
出演:Nabowa
入場無料

Nabowa New Album「DUO」Release Tour『ナボワのライブ』
2011年10月7日(金)@京都磔磔
open 18:30 / start 19:00
出演:Nabowa
ゲスト:長谷川健一 / コイチ(Sawagi)
adv:3,000yen / door:3,500yen
※ご入場の際、別途ドリンク代(600yen)が必要となります。
発売取扱:
チケットぴあ(0570-02-9999/Pコード:143-671)
ローソンチケット(0570-084-004/Lコード:55782)
CNプレイガイド(0570-08-9999)
e+(http://eplus.jp)
JAPONICA Music Store(075-211-8580)
info:
YUMEBANCHI
TEL:06-6341-3525
www.yumebanchi.jp

長谷川健一

Ur-ism vol.16@京都アバンギルド
2011年9月22日(木)
open 18:30 / start19:30
出演:長谷川健一 / chori / みかとやす
adv.2000 yen with 1drink / door.2300yen with 1drink

プロフィール

Nabowa(ナボワ)

京都を拠点に活動している4人組インストゥルメンタル・バンド、Nabowa(ナボワ)。現在までに2枚のアルバム、数枚のミニアルバム、シングル、アナログ盤をリリース。2010年5月発売の最新アルバム『Nabowa』では、ツアーで鍛えられた演奏とノスタルジアをおぼえるNabowaオリジナルの世界観が見事に交差し、各方面より大きな反響を得た。リリース後には「FUJI ROCK FESTIVAL ’10」をはじめ大型フェスに多数出演、ライブバンドとしても高い評価を得ている。今春にはシングル『SUN』を発表、夏には「FUJI ROCK FESTIVAL ’11」をはじめ大型フェスにも多数出演、今秋9月14日には、数人のシンガーを迎えた非インストゥルメンタル・アルバム『DUO』をリリース。

メンバー:山本啓(ヴァイオリン)、堀川達(ベース)、川上優(ドラム/パーカッション)、景山奏(ギター)

> 公式サイト

長谷川健一

1976年12月京都生まれ。2007年、船戸博史のプロデュースによる2枚のアルバムを同時リリース。2008年、京都ガケ書房より過去の音源を集大成した4枚組BOXを限定発売。2010年には、地元関西のみならず全国にて精力的なライブを敢行するなど活動の幅を広げ、同年6月には最新作「震える牙、震える水」をP-VINE RECORDSよりリリース。多くのファンやアーティストからの大絶賛を得る。歌が純粋に歌として響くことの力強い説得力、繊細な光が震えながら降り注ぐような、誰にも真似できないハセケンの表現。優しくも切ない叫びは、聞くものを深遠な世界へと誘い続ける。その才能に惚れ込み共演を果たしたアーティストは数多く、現代日本最高のシンガー・ソングライターとして数々の賛辞を集めてやまない、孤高の歌うたいである。

> 公式サイト