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Nabowa(ナボワ) インタビュー

けっこう不思議な空気で。それがいいなって思って。

スタッフ二号 京都を拠点にして活動を続けていらっしゃいますね。

 音楽をやっている人って、やっぱり東京に集中しちゃうんですよ。でも今の時代はどこにいてもやっていることが良ければ受け入れられる時代かなって。どこでも露出はできるわけですし、場所はあまり関係ないかなって思っていますね。僕ら誰も京都出身がいなくて、今もメンバーの二人は滋賀で、僕も大阪に住んでいます。僕は個人的には地方都市でやることに意義があるというか、東京の色だけで全員がやっているんじゃ面白くないかな。だから京都以外でも全然違う地方都市のアーティストがもっともっと活発になって、いろんな所からいろんなアーティストがもっともっと出れればいいかなと。

スタッフ二号 京都の印象ってありますか?

 京都って学生の街じゃないですか。けっこう不思議な空気で。それがいいなって思って。滋賀とも大阪とも全然違うくて、ちょっとゆっくりじゃないんですけど、僕らが活動していても誰も変に干渉してこうへんっていうか、「ああ、やってはるんやあ」みたいな感じで(笑)こっちも好きなようにやらせてもらえているように、伸び伸び音楽をできる環境ではあるかなあと思います。

 東京に行って他のバンドと競いあってやるっていうバンドではなくて、ライヴハウスで例えば他に3バンド出るような対バンとかもあんまりしたことがなかったんです。、それから今のマネージャーと出会って。マネージャーがDJをしていて、その繋がりでクラブとかにも出させてもらうようになってから、さらに他のバンドとライヴをすることもなくなっていって。競いあうことがあまりなかったんですよね。そこに対してのガツガツしたところが僕らにはあまりないので、その辺は京都でやっているからこういう音楽ができてる秘けつなのかなあ思っています。

 京都はお客さんのノリは独特やなってなんとなく思います。心のなかでうずうずしてくれているようなノリ方で、「わっしょーい!」には多分ならない。それがまた、こっちも不安にはなりますけど、不思議な感覚で。

スタッフ二号 京都のお客さんは厳しいってよく聞きますよね。

全員 ほんとそう(笑)

 やりにくいです(笑)よかったよかったのその裏になんかあるみたいな(笑)

 腕を組んで、まずは見てみようかみたいなね。

車に乗るより、歩いて回るんがいいんじゃないかな

スタッフ二号 「京都で遊ぼう」というサイト名にちなみまして、皆さんの京都で遊ぶならコレ!というのを教えていただけますか。

 僕ら最初にずっと練習していたところが鴨川だったんですけど、丸太町ちょっと上がったあたりにいっぱい座れるところがあるんですよ。なんかジャングルジムみたいになっている所があって、そこで昼間からビール飲むっていうのが一番素晴らしい京都の過ごし方だなって思っています。

 そういえばよくビール飲みながらよく練習してたんすよ。夏もめっちゃ暑かったし、今でもあそこでやりたいって思うくらい。暑すぎですけど(笑)

 僕はそれです!

 僕もそれです(笑)

 ああ、じゃあ二番手は俺で。

 先に行かれた(笑)

 こないだね、ここ推すよみたいなことがあってね。御所。御所はやばいっすよ。

 あー被るなあ

 あれ?(笑) たまたま予定がなくなって、自転車で動いていて。とりあえずちょっと喉が渇いたから水買おう思って99ショップで2リッター買ったんですよ。

 2リッターっていう(笑)ちょっと喉が渇いたのに(笑)

 このままどこに行こかなって思って。なんか家に帰るのもなって思って、いつも横を通るのにあまり御所に入ったことがないなって思って、入ってみたんですよ。もちろん広いのは知っていたし、すごく静かなのも知っていたんですけど。実際ベンチに座って、一時間くらいぼけーっとしていたらすんごい気持ちよくて。ベンチに横になってみたんですよ。むっちゃ気持ちよくて、そのまま一時間寝ちゃったんです。そして休憩所に行って、素うどんで400円くらいの微妙に高いうどんを食べたんですよ。そこでまたぼけーっとして。その後にまた徘徊してみたんですけど、入ってから何時間も車の音ってまったく聞いていないんですよ。で、ここがどこなのか一瞬忘れるんですよ。京都のバリバリ町中なのに、全然違う所に来たようなというか。京都の人ってあまり行かないですよね、外国人の方とか観光の方とかばっかりで。中をぐるっとしてみたら公園があって、広いグラウンドもあって。なんかサッカーボールでも持ってくればよかったなって思うくらいすごく良いスポットやって。音楽とか聴きながら頭ん中すっきりさせるには良い場所だと思いますね。

スタッフ二号 鴨川・御所と来ました。

 それですねー(笑)

 じゃあ僕コースで言っていいですか?毎月21日に限るんですが(笑)、東寺で弘法さんいうのがあって、朝は弘法さんに行くんですよ。ちょっと面白い品物いっぱいあるから、品物を見て、弘法さんで売っているイカ焼きとか焼きそばとかをお昼前に食べ、終わりましたら京都はレコード屋さんがたくさんあるんで、そこら中のレコード屋さん全部まわって。で、何点か買い物をして、その気持ちのままで夕方は北山に行って。北山にもう亡くなっちゃったおじいちゃんの家があって、その思い出をめぐります。で、めぐって、最後はジャポニカに来て美味しいカレーを食べて帰るのが僕の月一の楽しみですよね。

 えー!初めて聞いた(笑)

 僕はどことかあまりないんですけど、僕ら滋賀県なもんで、ずっと車で来ているんですけど、たまに歩いてみるんですね。やっぱり歩いてみると車からだとわからへんことがいっぱいあるんですね。車やったら側面しか見えなくて。例えば寺町とかも、ちょっと歩いて中にはいってみたら面白い雑貨屋さんがあったりとかするので、京都に遊びに来る時は車に乗るより、歩いて回るんがいいんじゃないかなということです。

 全部まとめた感やな。

 そう。きれいにきれいに。これで全部俺だけのこう(笑)

CD情報

Nabowa
2010年5月12日リリース

収録曲
1. trippin’
2. sunpeko
3. 凪と宴
4. キッチンへようこそ feat.ACO
5. giant’s walking
6. aurelia
7. collage
8. mooocho
9. bandada
10. River (pororoca ver.)
11. フォーキー feat.Naoito
12. thank you!

京都でNabowaのライヴを見よう!

■【SOCiAL FUNK!】
10/31 (sun) 京都西本願寺 聞法会館 3階
音楽×アート×医療福祉。踊るだけでなく、学べるイベント!
各ジャンルの最前線で活躍するキーパーソンを招いて開催される新型イベント。
DJ・ライブ・VJ・トーク・パネル展示などあらゆる方面からスタイリッシュにアプローチ。
VOL.2も「Know (≠no) more cancer」を掲げて「がん」を知ろう!
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■Thanks for
『METRO 20th Anniversary-メトロ成人式-』 昼の部 @ 京大西部講堂
METRO 20th Anniversary

11/6 (sat) 京大西部講堂
詳細はこちら

プロフィール

Nabowa
ナボワ

2004年4月、山本啓(ヴァイオリン)、景山奏(ギター)、川上優(ドラム/パーカッション)の三人で活動をスタートし、 2006年3月、堀川達(ベース)が加入。ストリートライブを中心に活動し、ダブ、ジャズ、ロック、アンビエント、現代音楽など、様々 なジャンルを取り入れたインプロビゼーション(即興)で構成されたライブが好評を博し、ライブハウス、クラブ、ストリート、百貨店、寺院、カフェ、バー、 結婚式場などなど、瞬く間に多方面からライブオファーが殺到。聴き手が自由にその曲を創造することができ、老若男女、国籍問わず、誰もが心奪われる暖かな メロディーが唯一無二の世界観を放つバンドとして圧倒的支持を得る。 2007年10月にはデビュー12インチ『Pole Pole/Continental Landscape』を発表、2008年3月にタワーレコード限定ミニ・アルバム『River』、同年5月にはファースト・アルバム『flow』を発表、また、これに伴った初の全国ツアーを行い各地で好評を得た。 2009 年2月にはミニ・アルバム『view』、4月にはリミックス・アルバム『Re-flow』と立て続けに発表し、今春5月12日には2年振りとなる待望 のセカンド・アルバム『Nabowa』を発表! The Baker Brothersや、Tommy Guerreroといったビッグネームとも競演し、FUJIROCK FESTIVAL'10、FESTA de RAMA'10、SUNSET LIVE 2009 & 2010、NaturalHigh!'10をはじめ、多数のフェスにも出演、更には時計メーカー『CITIZENATTESA』の最新PVの音楽を担当するなど、シーンを代表する人気バンドへと成長を続けている。

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